【映画】ダニエル版007の集大成とも言える「007 SPECTER」

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先行上映でずっと楽しみにしてきた「007 SPECTER」を鑑賞してきました。
最高でした。ここ一週間ほどでダニエルの007を観返したのですが、集大成とも言える作品でしたね。
語りたいことは多いのですが、要点をつまんで書いていきたいと思います。

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ダニエル版007のおさらい記事はこちらです。



あらすじ


少年時代を過ごした ”スカイフォール” で焼け残った写真を受け取ったボンド (ダニエル・クレイグ)。その写真に隠された謎に迫るべく、M (レイフ・ファインズ) の制止を振り切り単独でメキシコ、ローマへと赴く。そこでボンドは殺害された悪名高い犯罪者の元妻であるルチア・スキアラ (モニカ・ベルッチ) と出逢い、悪の組織スペクターの存在をつきとめる。

その頃、ロンドンでは国家安全保障局の新しいトップ、マックス・デンビ (アンドリュー・スコット) がボンドの行動に疑問を抱き、Mが率いるMI6の存在意義を問い始めていた。ボンドは秘かにマネーペニー (ナオミ・ハリス) やQ(ベン・ウィショー)の協力を得つつ、スペクター解明のてがかりとなるかもしれないボンドの旧敵、Mr. ホワイト (イェスパー・クリステンセン) の娘マドレーヌ・スワン (レア・セドゥ) を追う。

死闘を繰り広げながらスペクターの核心部分へと迫る中、ボンドは追い求めてきた敵と自分自身の恐るべき関係を知ることになる-。


今作はスカイフォールの続編です。カジノ・ロワイヤル、慰めの報酬とスカイフォールとは続きものでなかったのですが、今作ではかなり今までのダニエル版007作品の過去の要素を散りばめていました。
ちょっとストーリー展開が「ミッション:インポッシブル ローグ・ネイション」と似ているなぁと感じたり。最近の流行りなのですかね。

感想


それでは感想に入っていきましょう。
大まかな場面転換ごとに魅力を語っていきたいと思います。
ちょっとネタバレもありますので、注意してください。

IMAXの素晴らしさ


本編の内容に入る前に今回は、川崎の109シネマズのIMAXシアターで鑑賞したのですが、IMAXいいですね。
スクリーンが大きくて映画への没入感がすごいです。今作はかなり細部まで動きがあったり、派手なシーンがたくさんあるので、ぜひIMAXで観ることをオススメします。
ちなみに画質が良すぎて字幕がすごく邪魔なんですよね。ぜひそのまま英語を聞き取って楽しみたいですね、

メキシコシティ(死者の日)


いきなりスクリーンが黒くなり、おなじみのテーマが流れてボンドが歩いてきて銃を撃つガンバレル・シークエンスがはじまります。ダニエル版007ではいつも最後でしたが、今回は冒頭でこのシーンがありました。
テンションがあがりますね。

そして舞台はメキシコシティ、死者の日というお祭りです。
たくさんの人で溢れたメキシコシティの街並みは派手で、映画に対する期待を膨らませてくれます。
この撮影にはたくさんのエキストラを使っていて、本当に巨大なお祭りといった感じがよくわかります。

そして、美女をつれたボンドが映ります。
黒い骨の柄が入ったスーツに骨マスクをしています。お祭りのかっこうですね。

そしてホテルに入ってキスをしたと思ったら、青いスーツに変わっていました。
この着替えというか黒い骨スーツからの変わり身はかっこよかったです。ボンドの素顔が出てくるシーンとして最適ですね。

そして「すぐ戻る。」といって、ホテルのバルコニーから外にでてとある部屋を銃で狙います。
これこそがボンドが追っている組織の一味です。

銃でうつと部屋が爆発して、建物がボンドに倒れてきます。
とっても派手なシーンで、最後に落下したボンドがソファーに着地するのはちょっとおもしろかったです。

そして組織の人間スキアラを追いかけます。スキアラがヘリコプターに乗って逃げるのですが、ボンドも乗り込み格闘。
なんとかスキアラを突落し、スキアラのしていた指輪をゲットします。

このヘリコプターのシーンはヘリコプターが何度もくるくる回転したり、急上昇急降下を繰り返してハラハラしました。
007のオープニングにふさわしいですね。

その後サム・スミスが歌うオープニングが流れます。
ここで指輪のしるしを眺めてはじまるのですが、このしるしがタコであることに気がつきます。
タコなんですね。

ロンドンに戻ると実はボンドは休暇中で勝手にメキシコシティで騒ぎを起こしたことをMに諌められます。
ダニエル版007はいつもこんな感じですよね。

実はこのミッションは死んでしまった前任のMの指令だったんですけどね。
マネーペニーにそのことを明かしました。マネーペニーも前作から続投ですね。
そのあとQのところに行き、ボンドが勝手なことをしないように血中にマイクロチップを打たれてしまいます。
新しいボンドカーもお披露目するのですが、これは009に渡すようになってしまいまして、007へはオメガの時計のみ。

「どんな機能があるんだ?」
「時間がわかる。遅刻しないようになるよ。」


というやりとりが笑えました。そしてQに頼み込んで、マイクロチップの動作不良ということにして48時間の時間をごまかしてもらいます。
勝手に007はボンドカーに乗っていってしまって、その車があったところにワインが入ったワインクーラーがおいてあるのがボンドらしいですよね。

ちなみにMI6も大変な状況で、シークレットサービスのCの策略によって00部門の解体が叫ばれていました。
Cは世界中の情報にアクセスできる権限を得るために9カ国の認証をうけるように動いています。

ローマ


前任Mの遺言指令のもと、スキアラの葬儀に出るボンド。
そこでスキアラの妻である、未亡人ルチアに近づき組織のことを聞き出します。
一人目のボンドガール登場です。そっこう手を出したあと、去っていきます。
扱いが雑ですね。こんなんでしたっけ(笑)

その後秘密の会議が行なわれているところへいきます。

「なにしにきた?このクソ野郎。」
「ミッキーマウスだ。とっとと通せ。」


みたいなやりとりをしたのがおもしろかったです。

秘密の会議はとある組織<スペクター>が世界中の情報を手に入れ世界を牛耳ろうという内容です。
この会議のシーンはとってもかっこよかったです。予告にもありますよね。

「Welcome to James.」

組織のボスがそう言うのです。
組織のボスのこともボンドは知ってるみたいです。

そして逃げるボンド。ここでカーチェイスです。
最新ボンドカーとオレンジ色のジャガーがローマの街を爆走します。
途中で一本道でボンドカーの前にとろい車がいて、無理やりおしていくのがおもしろかったです。

Qのつけた機能のバックファイヤは弾切れでした。
最後は川沿いで、脱出ボタンを使って空へ消えるボンド。
なにごともなく道に降りていきます。

組織の会議の内容にかつての敵だったMr.ホワイトが鍵であること知り、訪れるボンド。
そこでは組織を裏切り毒を盛られて死ぬ寸前というホワイトが。
ボンドは手がかりを聞き出そうとしますが、ホワイトは娘の命を守ってほしいとボンドに頼み、教えます。

「You are kite in the storm.」

これも予告のセリフですが。なんか好きです。
そしてホワイトは自害。

オーストリア


今度はホワイトの娘マドレーヌを訪れオーストラリアの雪山へ。
診療所で働いてるマドレーヌに診察にかかります。
この診療所が雪山の頂上にあって、ガラス張りでかっこよかったです。
現実にこんな診療所があるんですかね?

マドレーヌは気の強い女でボンドの保護を断ります。
追い出され診療所のカフェで一杯やろうとするボンドですが、そこに酒はありません。

「酵素入りジュースを。」

と注文したのはQ。
Qはボンドをとめようとやってきました。
なんとなく「ミッション:インポッシブル」のベンジー的な立ち位置になってきましたね、Q。

Qが帰って行ったあとに酵素入りジュースが出てくるんですけどボンドが「それは捨てておいてくれ。」というのがおもしろかったです。

しかしマドレーヌが拉致されQも組織の人間に襲われそうになります。
ボンドは飛行機でなんとか撃退してマドレーヌを救い出し、Qと合流。
Qはボンドを信じて、マドレーヌには組織の名前がスペクターであることを伝えます。

モロッコ


マドレーヌに教えてもらったアメリカンはホテルで、そこに手がかりがあり、組織のボスがボンドの義兄弟であった、オーベルハウザーであることを知ります。
スカイフォールで若干ボンドの過去が出てきましたが、完全にボンドの過去が明らかになりました。

モロッコにオーベルハウザーがいることを知り列車で移動。
ここでマドレーヌと食事をするのですが、ここでポスターの白いスーツを着ていました。
乾杯したところ、襲撃にあい、ボンドは劣勢。
マドレーヌが敵をうってなんとかチャンスを得て倒します。
盛り上がった二人は一夜を共にしました。
二人目のボンドガールですね。

その後オーベルハウザーの情報基地にたどり着き、オーベルハウザーは世界中の監視システムを網羅しており、そこでボンドは00部門が解体していることも知ります。
そしてマドレーヌは父ホワイトが自害するシーンを観せられてしまいます。
ボンドは殴られて気絶。

拷問シーンのはじまりです。
今回の拷問シーンは、ドリルで頭に穴を開けられます。痛そうです。
オーベルハウザーは養子としてボンドが自身の家族に加わり、カッコウのように自分のことがないがしろにされた理由で両親を殺したそうです。
そしてすすむ拷問。すごく痛そうです。
なんとか時計をはずし、マドレーヌにわたしてオーベルハウザーの足元で爆発させ脱出。

本当に今回の拷問シーンはひどかったです。
そして二人で逃げて情報基地は爆発します。
この爆発シーンは燃料・火薬の量がギネス記録になったそうです。
本当にすごいシーンでした。

実はCもオーベルハウザーの組織の人間で、すべての情報を網羅しようとしているのを阻止しようと再びロンドンへ戻ります。

ロンドン


ここでM、Q、メネーペニーと集合します。
Cを止めるために作戦開始です。
マドレーヌはボンドと別れます。

移動していると横からいきなり車でつっこまれボンドが拉致されます。
たどり着いた場所で、ボンドは飄々と脱出。
かっこよかったです。

そして建物へ侵入します。
建物はスカイフォールで爆発したMI6。

いっぽうMとQはCを止めに行きます。
Qはなんとか情報システムをとめます。

CはMに間抜けのMといい、銃を取り出しますが、先にMによって弾丸を抜かれていました。

「CはケアレスのCか。」

とMは言います。かっこいいですね。
こういうやりとり大好きです。

ボンドは建物の中へ進んでいきますが、ヴェスパーや前任Mなど、ダニエル版007で死んでいったものたちの写真が貼られていました。
これらはすべてオーベルハウザーの仕組んだことだったみたいです。

オーベルハウザーは建物を爆発させるとボンドにいい、そしてマドレーヌが建物にいることを伝えます。
ボンドはマドレーヌを助けに建物を疾走。

ボンドにしては珍しく、大声でマドレーヌの名を叫びます。
そしてなんとかマドレーヌを救出します。
MI6は爆発。

逃げるオーベルハウザーを船で追い、まさかのハンドガンでヘリを撃ち落とします。
すごい!!

オーベルハウザーに銃を向けるボンドですが、マガジンを抜き、撃つことをやめます。

「弾切れだ。」

じつはMとCのやりとりでMがCに殺しの許可証は同時に殺さない許可証でもあるというのですが、ここに生きてくるんですね。
ちょっと感動しました。

最後にボンドはマドレーヌの手をつないで消えて行きました。
この辺も従来の007にはない要素ですよね。

ラストシーン


Qのラボにボンドがきます。

「辞めたはずでは?」
「ああ、忘れ物をしてな。」


こうやりとりをします。
忘れ物はスカイフォールでほぼ壊れたボンドカーです。
このボンドカーにボンドとマドレーヌはのって街へ消えて行きエンドロール。
なんとなくハッピーエンドですよね。

まとめ


大満足です。まさにダニエル版007の集大成ですね。
僕はダニエルのボンドはかなり好きなのでこれで終わりにしてほしくないのですが、ダニエル版007ではやりきったといってもいいほどの内容。
それだけ今までの三作の内容の謎や伏線が回収された気がします。

最後のシーンもハッピーエンドですしね。

そしてやっぱりダニエルかっこいいですね。
ほどよい筋肉の量がスマートなスパイを演出しています。
スーツの着こなしも本当にかっこいいです。

今回のオメガの時計はバンドが黒かったですね。
僕はスカイフォールのときのオメガを愛用しているのですが、時計に関してはスカイフォールのほうがかっこよかったですね。

新しくなったボンドカーも素晴らしかったです。
次回作もダニエル版でしたらぜひ活躍させてほしいです。

今作では三作と比べてボンドがスマートになったという印象をうけました。
無駄に人も殺さなくなりましたし、激昂することもないです。
そしてQ、M、マネーペニーがまるでチームのようにボンドをサポートしてボンドもサポートを頼むんですよね。
孤高の存在のボンドが変わっていったのかなぁなんて思いました。

ダニエルは従来のボンドシリーズからの脱却とこの作品を評していましたがなるほどと思いました。
ぜひ進化したボンドの続きも観たいですね。

JAMES BOND WILL RETURN



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