【まとめ】「007 スペクター」の公開に向けて、ダニエル版ボンド3作品をおさらい!

この記事を読むのに必要な時間は約 14 分です。

ついに本日12月4日は「007 スペクター」の公開日です!
スカイフォールから3年、またボンドに映画館で会えるぞ!

007シリーズ


007

007シリーズは1962年公開の「ドクター・ノオ」から実に50年以上続いているスパイ映画です。
スパイ映画の草分け的存在であり、常に映画界でも金字塔を打ち立て続けているシリーズと言っても過言ではないでしょう。

そんな人気シリーズの最新作、「スペクター」を是非みなさんにも楽しんでいただきたい!

実は、先行上映会にいってきたのですが、ボンド役のダニエル・クレイグが出演している過去3作品を見ておいた方が、「スペクター」をより楽しめます!
「スペクター」の記事はこちらです。



でももうすぐ公開だし、そんな3本も見直す時間もないし・・・というアナタ!
このまとめで一緒に彼の過去3作品をおさらいしておきましょう。

カジノ・ロワイヤル


カジノ・ロワイヤル

2006年公開。監督はマーティン・キャンベル。

ここでジェームズ・ボンド役がダニエル・クレイグに変わります。
この時点で彼は6代目。シリーズが長寿作品であることを物語っていますね。

「カジノ・ロワイヤル」におけるジェームズボンド


この作品の重要なところは、決してボンドが完璧な007ではない、というところです。
任務もかなり荒削りな部分があったり、敵に殺されかけたり、感情を剥き出しにするボンドの姿がとても印象的です。

制作サイドは、今までのシリーズを一旦区切り、この「カジノ・ロワイヤル」でもう一度「007のジェームズ・ボンド」を描きたいという意図の元、この作品を作り上げたのです。

スマートなボンドを期待すると、ん?と違和感を覚えたりするのですが、本編とともに彼は成長してゆき、最後にきっちり獲物を捕らえます。
この「獲物(Mr.ホワイト)」の存在も覚えておきましょう。

シリーズ恒例の「Bond.James Bond.」というセリフに「ああ、007だ!」と思わずうっとりしてしまうこと間違いなしです。

本作の敵


ル・シッフルという男。
世界各国のテロ組織から得た資金をマネーロンダリングしていて、株の空売りを仕組んだ上で飛行機を爆破させ利益を得ようとしていました。
この莫大な利益を得ることを阻止しようと、ボンドは彼に接触します。
ボンドに飛行機の爆破を阻止され、資金繰りに困ったル・シッフルが参加した「カジノ・ロワイヤル」にて二人はついに対面します。

死闘の末ボンドはポーカーに勝ち、大量の戦利金を手にします。
その後ル・シッフルは謎の死を遂げ、彼の上にいた男「Mr.ホワイト」を捕まえに行くのです。

シリーズの鍵を握ってゆくボンドガール


ここで出会うボンドガール「ヴェスパー」も今後のシリーズで重要なキーパーソンになります。
元々は裏切り者だったヴェスパーは、次第にボンドに惹かれてゆき、またボンドにとっても大切な人になるのですが、最後は死別してしまうのです。

この出来事がボンドの心の奥底にいつまでもいつまでも爪を立てるのでした。

007シリーズ恒例OP


007シリーズは、どの作品にもオープニングがあることが特徴です。
ボンドが歩いてきて拳銃を撃ち、オープニングという流れがおきまりのパターンだったのですが、今回はそのガンバレルがラストシーンに移動し、突然オープニングが始まります。

曲はクリス・コーネル「You know my name」
オープニング映像もどこかアニメチックというか、エンタメ要素があって面白いです。
「カジノ・ロワイヤル」ということで、トランプのカードをつかったアニメーションが印象的です。

アクションシーン


最初に爆弾男を追いかけるシーンは圧巻ですね。
工事現場の建物を身一つで、軽やかに駆け登っていくのです。
「パルクール」という、自分の体を使って様々な障害物を乗り換えてゆく近年のスポーツの一種で、ダニエルの身体能力の高さが伺えます。

見所


とにかく今までとの007とは違う!というのが全面に押し出されています。
まだまだ007として未熟なボンドの姿は新鮮ですし、一人の女性を心から愛している姿など新たなボンド像を目の当たりにすることができます。

また工事現場や飛行場でのアクションシーンでの新生ボンド、ダニエル・クレイグの肉体美、身体能力の高さにも注目です。

あらすじ



英国諜報部MI6のスパイである‘00’の地位に昇格したジェームズ・ボンド(ダニエル・クレイグ)は、最初のミッションとして国際テロ組織のネットワークを絶つ任務を課される。
テロ組織の資金源であるル・シッフルと接触を命じられたボンドは、モンテネグロのカジノでル・シッフルと高額の掛け金のポーカー対決を開始する。(シネマトゥデイより)


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慰めの報酬


慰めの報酬

2008年公開。監督はマーク・フォースター。

007シリーズ初の続編
時間軸は、前作「カジノ・ロワイヤル」にて捕獲した直後、Mr.ホワイトをMI6のアジトへ連れて行くところから始まります。

しかし結局、MI6の裏切り者によってMr.ホワイトには逃げられてしまいます。
ここがポイント。
「Mr.ホワイト」という名前、「スペクター」を見に行く前にもう一度覚えておいてください。

「慰めの報酬」におけるジェームズボンド


この作品はボンドの葛藤や復讐心、というのがとてもよく描かれています。
ヴェスパーへの想いと任務の天秤が取れず、人を構わず殺すので00資格を剥奪されたり、任務に外されたりと、まだまだボンドが007としては半人前だという姿が垣間見えます。

そして今作の敵、Mr.グリーンを追う任務を通じて、ようやくボンドは007としての自覚をもつようになります。

劇中の最後には、ヴェスパーを陥れていた恋人を見つけ、感情に流され殺すことなくMI6へ引き渡します。
最後の、ヴェスパーが身につけていたペンダントを雪の中に捨てるシーンには胸が詰まりますね。

こうして恋人の死を乗り越え、ボンドはMI6の「007」となるのです。

本作の敵


ドミニク・グリーンという環境保護を訴えるNPO法人の代表。
と、いうのは表の顔で、実際は犯罪組織「クァンタム」の構成員の一員なのです。
ボリビアの将軍と裏取引をし、クーデターを起こし、水資源を確保しようと画策しているところをボンドは阻止するため奔走します。

ド派手なアジトでの決戦ののち、ボンドはグリーンを捕獲。
殺すことなく砂漠の真ん中に置き去りにしてゆきます。

悲劇のボンドガール、復讐心にまみれたボンドガール


任務外の殺人を繰り返すので、ボンドはMに00のライセンスとパスポートを奪われてしまいます。
そんなボンドを連れ返そうと「フィールズ」という女性が彼のそばで協力するのですが、グリーンに捕まってしまい石油まみれにされ殺されてしまうのです。

そしてもう一人のボンドガール、「カミーユ」
彼女はボリビアの将軍、メドラーノに殺された家族の仇を討つため復讐に燃えていました。
そんな彼女の心とボンドの心が共鳴するのです。

ボンドは自身に課せられた任務をこなしながらも、彼女の復讐を手伝ってゆくことで、自分の中の復讐心も消化してゆくのでした。

オープニング


こちらも前作に引き続き、突然オープニングが始まり、ガンバレルはラストシーンに移動しています。

曲はアリシア・キーズジャック・ホワイト「Another Way To Die」
シリーズ初のデュエットなんだそうです。
前作とは違ってロック調でかっこいいです!
前奏に007のテーマ曲のようねアレンジも加えられていて、且つ「慰めの報酬」の雰囲気にもぴったりです。

映像も最初のボンドが銃を撃つシーンがカッコいいです。
前回はアニメーションチックだったのが、今作はダークでエキゾチックな雰囲気になっていました。

アクションシーン


こちらは冒頭からド派手にやってます。
本編が始まって3分もいしないうちに心拍数は急上昇です。
敵からの追跡に逃れるため、アストンマーチンを全速力で飛ばしたカーチェイス。
ドアを大破するほどの勢いに、激しい銃撃戦。
どんどんテンションが上がります。

またホワイトを逃したMI6の裏切り者とのロープでの激闘にもハラハラさせられました。
最後はちょっとおマヌケな感じでボンドが勝つのですが、その時の表情もクールでかっこいいです。

そして次から次へと激しいアクションシーンが現れてきます。
水上ボートで逃げ回ったり、またボリビアに潜入する際には輸送機を振り回しながら決死のアクションをこなしています。
前作以上に乗り物でのチェイス劇がグレードアップしていました。

最後にグリーンと対峙する施設は、爆発爆発の連鎖で、建物が火だるまになっていました。
これも映画館で見たかったなあというくらい画面から熱が伝わってきます。

見所


やはりアクションシーンでしょうか。
ボンドの葛藤や悩める姿も前回に引き続きしっかりと描かれていますが、それ以上にド派手なアクションシーンに目がいってしまいます。

息つく間もないくらいボンドが暴れまわっていますので、ぜひテレビの大画面で見て欲しいです!

あらすじ



愛する人を失ったジェームズ・ボンド(ダニエル・クレイグ)は、彼女を操っていたミスター・ホワイト(イェスパー・クリステンセン)を追及するうち、新たな悪の組織の陰謀を知る。それは謎の組織の非情な男、ドミニク・グリーン(マチュー・アマルリック)が南米のある政府の転覆と同地の天然資源を手にして、世界を支配しようとするものだった。


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スカイフォール


スカイフォール

2012年公開。監督はサム・メンデス。
サム・メンデスは最新作「スペクター」でも監督を引き継いでいます。

前作前々作と話が続いていましたが、今回はまた別物。
あんなにヘマ続きだったボンドがすっかり肉体派の寡黙な色男に成長していました。

そしてMI6には欠かせない仲間たちの登場は、次回作「スペクター」に大いに影響していきます。
「Q、マネーペニー、タナー、マロウ」この4人は名前と顔を是非覚えておきましょう。

「スカイフォール」におけるジェームズボンド


「慰めの報酬」で見事007の称号を得たボンド。
今作ではすっかりベテランとなり、成熟したボンドになっております。

ただ、その成熟さは「老いぼれ」として惨めな扱いを受けている姿も描かれていました。
先の任務で姿を消していたボンドが組織に戻るために行ったメディカルチェックでは、体力も落ち、射撃の命中率は下がり、心理チェックにも引っかかる。
年老いたエージェントの背中に哀愁が漂い、物悲しい雰囲気になっています。
今作よりシリーズに再登場した「Q」からの、数々の時代遅れを指摘する発言には、ボンドも思わず「世代交代か」と呟いてしまうほどです。

しかしそこはやはり007。
後半に進むにつれ本来の勘を取り戻したのでしょう。そんな老いぼれはどこ吹く風。
ド派手に、スマートにいくつものアクションをこなしています。

そしてほんのりと彼の過去に触れています。
生まれ育った故郷が今作のタイトルでもある「スカイフォール」なのですが、そこで敵との最終決戦が繰り広げられるのです。

また、Mに対する愛情、忠誠心も色濃く映し出されています。
機密情報が漏れ、MI6が襲撃されたというニュースを知ってボンドはすぐさまMの元へと駆け付けるのです。
最後のMとの別れのシーンで、ボンドが泣きそうな顔で瞼にキスするシーンには涙が誘われます。

本作の敵


ラウル・シルヴァ。元MI6の00部門でMの部下。
彼はかつて敵に捉えられ、ひどい拷問を受けた経験がありました。
その時Mが助けに来てくれると信じて口を固く閉ざして拷問に耐えていたけれど、Mに見捨てられていたことに気づき、そのこと対して強い復讐心を抱いていたのです。

かなり頭のキレる男で、コンピューターをハックしてMI6を混乱に陥れるという、今までの敵たちとは違ったアプローチをしてきます。

結局はMに対して復讐心というよりも執着心に近いような、歪んだ愛情を求めていて、少しかわいそうな男です。
スカイフォールでの激闘を繰り返した末に、最後はボンドの手によって背中にナイフが突きつけられあっけなく死にます。

ボンドの敬愛するボンドガール


今回のボンドガールは公式ではセヴリンと発表されています。

が、私は今回の真のボンドガールはMだったのではないかなと思っています。
彼女はどちらかというと冷酷で、仕事に忠実な女性、というイメージですが、実際は義理人情に厚く、自分の部下を大切に思っている人。

ボンドとMの長年の付き合いから、何も言わなくても伝わる心のつながり、信頼を感じることができます。

最後は銃弾に撃たれた傷によって亡くなってしまうのですが、まさに新しい007、MI6へと変わってゆくためにイギリスの未来をボンドに託すのです。

アカデミー賞・歌曲賞も受賞したオープニング


今作のオープニングがダニエル版ボンド3作では一番有名なのではないでしょうか。
今回も前作、前作に引き続きガンバレルはラストシーンです。

曲はアデル「Sky fall」
この曲は第85回アカデミー賞にて歌曲賞を受賞しています。
なんとこの時アデルはまだ24歳!とても24歳とは思えない大人びた艶のある歌声ですね。

映像も映画の雰囲気に合った鬱蒼とした、不安を煽るようなオープニングです。
ボンドが死後の世界を彷徨っているような演出になっています。

アクションシーン


今作も冒頭から車を飛ばしまくってます。
トルコ・グランドバザールにて、屋台をなぎ倒す勢いで4WDに乗り駆け回っています。
さらにボンドがバイクに乗って屋根の上を走るシーンもあり、ここはかなり興奮しますね。

そのあとは電車の上に乗ってもみ合いになるのですが、そこも猛スピードで走る電車の上ということでハラハラさせられます。

あとはやはり「スカイフォール」での大爆発でしょうか。
シルヴァとの最終決戦の場所をボンドは自身の生まれ故郷「スカイフォール」に選ぶのですが、この生家がシルヴァたちに襲われてしまいます。
最後はボンドがガス爆発させ、ものすごい音とともに炎が燃え上がり、家ごと吹き飛んでしまう結末。

これは実際にセットを作って爆破させているそうです。
あまりの勢いに見ているこっちが酸欠になりそうでした。

見所


「スカイフォール」に関してはやはりストーリーにのめり込んで欲しいです。
ラストのスカイフォールでの爆撃、銃撃戦も圧巻なのですが、それ以上に人間ドラマが深く重く描かれています。
ボンドだけではなく彼を取り巻く人間たちの抱えている問題や、ボンド自身の過去も浮き彫りにされています。

007の原点回帰をテーマにし続けていた制作サイドの強いメッセージを受け取ることで、この作品を更に楽しめるのではないでしょうか。

あらすじ



MI6のエージェントのジェームズ・ボンド(ダニエル・クレイグ)は、NATOの諜報(ちょうほう)部員の情報が記録されているハードドライブを強奪した敵のアジトを特定し、トルコのイスタンブールに降り立つ。その組織をあと少しのところまで追い詰めるも、同僚のロンソンが傷を負ってしまう。上司のM(ジュディ・デンチ)からは、敵の追跡を最優先にとの指令が入り、後から駆け付けたアシスタントエージェントのイヴ(ナオミ・ハリス)と共に、敵を追跡するボンドだったが……。(シネマトゥデイより)


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まとめ


いかがでしたでしょうか?

今までの007シリーズとは違い、ボンドという一人の人間をクローズアップして描いています。
また、舞台が現代になったことで、ストーリーにより、リアリティのある事件がテーマになっています。
どこか重苦しい社会派のような雰囲気をただよわせつつも、従来のシリーズ同様、華やかな映像美やド派手なアクションシーンも忘れないシリーズに仕上がっています。

そしてシリーズを通して何度もボンドが成長し、生まれ変わります
そうして原点回帰を繰り返した先に、ついに「スペクター」が待ち構えているのです。

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