【レビュー】FitEarとZX2でグラウンド分離出力!純正ケーブル「FitEar cable 006B 3.5」を試してみた。

この記事を読むのに必要な時間は約 6 分です。

タイトルがまんまですが、「ZX2」を使い始めてはや一年間、気になっていたグラウンド分離出力をしてみたいと思いまして、須山補聴器さんの純正ケーブル「FitEar cable 006B 3.5」を購入しました。

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最近流行っているバランス出力は「ZX2」ではできないのですが、グラウンド分離出力はできます。
その辺りの説明から入っていきましょう。

3極グラウンド共通出力


3極グラウンド共通出力

まずはじめに一般的なヘッドフォン出力である、「3極グラウンド共通出力」について説明します。
手元にあるヘッドフォンやイヤホンの端子をみてみると、3つに金属が区切られていると思います。

「ヘッドフォンはLとRしかないのになんで3つにわかれているのか?」

という疑問があった方もいると思います。

音声の電流をアンプからヘッドフォンのドライバへ伝えて音を鳴らすためには、+(ホット)ー(グラウンド)の2本の信号線が必要になります。
これは電池と同じですね、電流はプラスからマイナスへ流れると考えてもらっていいです。
電流は輪っかにならないと流れないというわけですね。

3極グラウンド共通出力では+(ホット)はLとRでわけて、ー(グラウンド)は一本化しているというわけです。
まだこの端子ができたころは、わざわざ分けるまでもない、ケーブルの取り回し、コスト面でいろいろ便利なので、採用されていたわけですね。しかしだんだんヘッドフォン部が進化してきて、グラウンドが共通だと、グラウンドで音声信号が合流するとクロストークが発生し、音声の分離感が低下することが耳でわかるほどになってきました。

こうしてでてきたのが、「4極グラウンド分離出力」「バランス出力」です。

4極グラウンド分離出力


4極グラウンド分離出力

「4極グラウンド分離出力」ではグラウンドを1本にまとめず、LRでで分離したまま入力端子まで戻します。
そのため分離出力なわけですね。

後ほど写真を載せますが、端子が4つに区切られています。

アンプ側に返されるー(グラウンド)の信号が4極プラグを経由して、アンプ内部に独立構成で配置されたグラウンドに戻されるため、音の分離感を向上させています。
「ZX2」はこちらを採用しているわけですね。

バランス出力


名称未設定アートワーク 3

最後に「バランス出力」です。こちらは「AKシリーズ」が採用していますね。
こちらは完全にグラウンドという概念はなく、+(ホッと)とー(コールド)の4つのラインで信号を伝えます。
これによって左右を完全い切り分けるため分離感が増すわけですね。
バランス出力では「PHA-3」などでは完全にヘッドフォンからのケーブルを2本にわけているものもあります。

「4極グラウンド分離出力」と「バランス出力」の優越はあるの?


「4極グラウンド分離出力」と「バランス出力」のどちらがいいかというのは、好みの問題だと思います。
グラウンドを分離するというコンセプトのもとに回路方式が異なるだけで、両者に優越は存在しないというのが意見としてあります。

もちろん、ブラシボー効果含め違いは感じるかもしれません。
個人的には「4極グラウンド分離出力」では3極プラグがそのまま使えるというメリットもあって気に入っています。

一通り説明がつきましたので、購入した「FitEar cable 006B 3.5」についてレビューしていきます。
オーディオ初心者なので上の説明で間違っているところなどありましたら教えてください。
ちなみに解説図は「iPad Pro」と「Apple Pencil」で描いてみました。便利です。

FitEar cable 006B 3.5


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まずは箱です。
お値段はeイヤホンで13,500円でした。

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裏面には説明があります。

スペック


・銀メッキ線の縒り線×4
・3.5mm4極ステレオミニプラグ
・ピンアサイン:L+、R+、L−、R−
・ケーブル色:黒


デザイン


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かなり取り回しがいいですね。
標準ケーブルの「FitEar cable 006」と同等だと思います。

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こちらが4極プラグです。
ちょっと太った感じのプラグがかわいいです。
個人的に3極プラグより扱いが楽だと思います。
ケーブルが生えているところまでの長さが縮まったので、プレイヤーに接続したときに取り回しがいいです。

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イヤホンに接続する側ですね。
FitEarの端子は接続が頑丈でいいですよ。

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「FitEar MH335DW」に接続して「ZX2」で視聴しました。




音質


肝心の音質ですが、標準ケーブルの「FitEar Cable 006」と比べて行きましょう。
まず感じたことは音がマイルドになったことでした。
低音の拡張による艶やかなサウンドが艶やかさは残しつつ、キリッとしたニュアンスも出た気がします。
ようは丁度いい具合になったということですね。334に近づいた気がします。

分離度が上がったことで、音の粒をよりシャープに感じることができるため、低音の拡張ゆえにかぶってしまっていた中音域が非常に聴き取りやすくなりました。
まだまだ聴こえてない音がったのだと驚いたほどです。

特にライブ音源でその特徴が顕著に感じることができました。
ギターのオクターブのハモりなどがすごく分離感よく聴こえます。
また演奏と観客の声や会場のノイズなどといった環境音とがしっかり分離しましたので、よりライブ会場で聴いているような臨場感が強くなりました。

3極プラグの時よりも音量が必要になったので、ホワイトノイズが減少したことも要因かもしれません。

かといって「4極グラウンド分離出力」がかけ値なしでいいかといわれるとそうじゃない部分もありました。
やはりよく聴こえすぎる、分離感がよいということによる、音源によってはまとまりがなくなって聴こえるものもありました。
特に昔の音源ですと、3極プラグで聴いたほうがまとまりがでて聴きやすいですね。

「FitEar MH335DW」の解像度がもともと高いこともあってその辺りは「FitEar AYA」「4極グラウンド分離出力」にすると感覚的にはベストで聴けるなと思いました。
AYAの楽しく聴けるサウンドに解像度が向上して、得意なボーカルだけじゃなく楽器隊もよく鳴らしている印象でした。



まとめ


最近は新しいオーディオ機器を購入していなかったので、久しぶりに新しい音に触れて楽しかったです。
ケーブルも純正ですし、お値段もそこまで高くはないので、FitEar、ZX2ユーザーの方は是非試してみるといいと思います。


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  • Comments ( 2 )
  • Trackbacks ( 0 )
  1. By 通りすがり

    FitEar cable 006B 3.5のスペックで、
    「ピンアサイン:L+、L+、R-、R-」とありますが、
    「ピンアサイン:L+、R+、L-、R-」が正しいのでは。

    • By マサキ

      ご指摘ありがとうございます。
      修正しておきました。

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