【レビュー】音の空間に酔いしれる・・・「NW-WM1Z」とKIMBER KABLEとの組み合わせにチューニングした「Just ear XJE-MH/WM1」

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ついに購入してしまいました!一人ひとりの耳の形に合わせて手づくりされる、テイラーメイドイヤホン「Just ear」を購入しました。

カスタムIEMは「Ultimate Ears UE18Pro」、「FitEar MH335DW」、「FitEar Aya Custom Ear Monitors」に次いで4台目です。手元にあるのは「FitEar MH335DW」だけになってるんですけどね。これからは「FitEar MH335DW」と「Just ear XJE-MH/WM1」の2台で楽しんで行こうと思います。

いきなり型番まで出してしまいましたが、購入したのは「Just ear XJE-MH/WM1」です。「Just ear」は基本的には音質のカスタマイズまで行う「XJE-MH1」と音質プリセットモデルの「XJE-MH2」という2つのラインアップがあるのですが、今回の「XJE-MH/WM1」はなんと、最高級スペックのウォークマン「NW-WM1Z」とKIMBER KABLE「MUC-M12SB1」の組み合わせでリスニングを前提としたチューニングモデルです。

ちょうど「NW-WM1Z」を購入したあとすぐに、発表され気になっていたところ、一番近いソニーストアである銀座でも受注会があるとのことでしたので、悩んだのですが、限定という言葉にも弱いので購入してみました。
もちろんKIMBER KABLE「MUC-M12SB1」も購入しました、これは別の記事にて紹介していきます。こちらのケーブルはバランスケーブルの標準となる4.4mm5極プラグを採用しています。

今回の記事では、「Just ear」の簡単な紹介と、「Just ear XJE-MH/WM1」のレビューをしていきます。




Just earとは


音質を追求するために、究極の装着性というキーワードが浮かび上がります。
それを実現したのが、テイラーメイドイヤホン「Just ear」です。

耳の専門家と、熟練のマイスター達によって生み出される究極の装着性を実感できます。
また、装着性だけでなく、さまざまなヘッドホン・イヤホンの音響設計を担ってきたエンジニアが提案する音を楽しめます。

この装着性と音は2人のプロフェッショナルが実現しています。
まずはソニー製ヘッドホン、イヤホンの開発に携わったきた、エンジニア「松尾伴大」さんです。
松尾サウンドなんて言葉があるほど、松尾さんのサウンドは素晴らしいです。

また、装着性に欠かせない人物が、東京ヒアリングケアセンター「菅野聡」さんです。
「Just ear」は東京ヒアリングケアセンターでしか耳型採取ができないのですが、この耳型採取が素晴らしいです。
普通、耳型採取は20分もあれば終わるものなのですが、菅野さんの耳型採取は、すごい機器を使ったり、耳への装着性を緻密に調整しながら採取してくれます。採取時間も1時間弱です。菅野さんもとても優しく、リラックスしている間に楽しく耳型採取していただけました。

他にも「Just ear」を製作するマイスターさんや、弾丸を思わせる金属パーツや美しいシェルをデザインしたデザイナーさんたちが「Just ear」を実現しています。

まさに、テイラーメイドですね。



Just ear XJE-MH/WM1


XJE-MH/WM1は、一人ひとりの耳の形に合わせて手づくりするテイラーメイドのイヤホンJust ear®を、ソニーの技術とノウハウを結集したSignature Seriesのウォークマン®、『NW-WM1Z』向けに音質チューニングした、ソニーストアオリジナルモデルです。


こだわり抜いたテイラーメイドイヤホンである「Just ear」に、ウォークマン「NW-WM1Z」とKIMBER KABLE「MUC-M12SB1」の組み合わせでリスニングを前提としたチューニングをほどこしたモデルが、「XJE-MH/WM1」です。

パッケージ


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今回は、ソニーストアとのコラボレーションモデルですので、発送元はソニーストアでした。
なかなか箱が大きい。

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中身は大きな箱とは対照的に小さなパッケージとソニーのチラシでした。

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「Just ear」のパッケージです。
シンプルですね。どうしてもアイコンのシルエットがそら豆に見えてしまう・・・(笑)

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内容物はこちらです。

・XJE-MH/WM1
・キャリングケース
・キャリングポーチ
・クリーニングツール
・保証書
・取扱説明書


なかなか充実していますね。
「FitEar」のペリカンケースも好きですけど、「Just ear」のキャリングケースはソニーっぽくてこちらも好みです。

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キャリングケースはなかなか防御性が高いです。
ジップも止水ジップになっていますね。

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中身を開けるとついにご対面です!

デザイン


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美しいですね。特別なイヤホンです。
やはりどのカスタムIEMでも出会いは感動します。

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標準ケーブルと接続しました。
すっきりとしたデザインがいいですよね。

金属パーツがラグジュアリーで、装着すると、イヤホンといよりアクセサリーのような印象を受けます。

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シェルが美しいです。
「FitEar」に比べて、少し大きめです。
カナル部分も長いですね。

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弾丸のような金属パーツがかっこいいですね。
この穴はベントポートです。6穴あります。ベンドポートによって音のチューニングが可能になっています。

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MMCXです。カチッとした装着感が気持ちいです。耐久力はあると思います。
くるくる回転してしまうのが、個人的にはマイナスですけど、慣れればそこまで気にならないかな。

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標準ケーブルです。このケーブルがまた取り回しがいいんですよね。

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プラグ部分です。L型なので取り回しもいいですし、ケーブルへの負担も軽減されますね。

スペック


型番XJE-MH/WM1
スピーカー構成ダイナミック型ドライバーユニット
バランスド・アーマチュア型ドライバーユニット
シェルダブルレイヤーフィットシェル
コネクターMMCX


大口径ダイナミック型ドライバー採用 ハイブリッド音響構造


今まで購入したカスタムIEMと大きく異なる点は、大口径ダイナミック型ドライバーを採用したハイブリッド音響構造ということです。のびやかで厚みのある低音域にはダイナミック型、クリアで繊細な中高音域にはバランスド・アーマチュア型のドライバーユニットを採用することによって、瑞々しい音質を生み出します。

また電気的なネットワークを使用しないハイブリット構造を採用しています。極力シンプルな構造とし、音響構造でローパス、ハイパスフィルターを組むことで、ロスを少なくすることを実現しています。これはなかなかアコースティックな構成ですね。

ダブルレイヤーフィットシェル


外耳道に収まる音導管部には、体温で柔らかくなる材料を使用することで、耳に収まりよく、安定した音質を得られるダブルレイヤーフィットシェルを採用しています。これも「Just eat」の大きな特徴です。ハードシェル部分もドイツ製の医療認可の樹脂素材を採用しているので、安心ですね。

ケーブルが交換可能


コネクターはMMCXです。意外とMMCXははじめてです。汎用性がありますよね。
Bluetoothにも対応させることもできますね。

着用感


「FitEar」は耳にぴったりな着用感でしたが、「Just ear」は耳に装着しているのを忘れる着用感です。

ダブルレイヤーフィットシェルが外耳道に吸い付くように柔らかくなるのがやはりすごいですね。
最初は、「FitEar」よりもカナル部分が長く、耳の奥まで挿入されるので違和感を覚えましたが、ダブルレイヤーフィットシェルのおかげで、その違和感はすぐに解消しました。

耳から出るハウジング部分に少し重さを感じますが、耳の中に挿入する部分はイヤホンをつけていない感覚です。

音質


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それでは、お楽しみの視聴に入っていきます。
着用感以上に大事な音質です。

構成は「NW-WM1Z」に直接接続です。
まずは、アンバランス接続も楽しみましょう。

使用した音源は映画『LA LA LAND』より「Another Day Of Sun」とamazarashiの「つじつま合わせに生まれた僕等(2017)」です。前者は44.1kHz/24bit、後者は48kHz/24bitです。
最近ハイレゾ音源にハマってきたので、他にも様々なハイレゾ音源を視聴しました。

まず「Another Day Of Sun」ですが、イントロのピアノの臨場感がすごいです。
そして自然な音を奏でてくれます。この自然というのは、生演奏に近い自然さです。

どうしても「FitEar MH335DW」との比較になりますが、「FitEar MH335DW」よりもアナログさが出ている気がします。
これは、「NW-WM1Z」とも相性がいいですね。解像度は「FitEar MH335DW」に軍杯が上がりますが、アコースティックな自然な音と、空間描写は「Just ear XJE-MH/WM1」が素晴らしいです。

事前情報でもリスニングに特化したモデルに近いということでしたが、モニターイヤホンとしても優秀ですね。
「FitEar MH335DW」が音をデジタル的に分析するようなモニター性能なら、「Just ear XJE-MH/WM1」は生演奏を聴きながら、各パートの演奏を分析するようなモニター性能があります。

音源に戻りますと、イントロのピアノから、ボーカル、ベースと様々なパートが重なっていきますが、この重なり方がとても自然です。ひとつの音の流れに溶け合うような重なり方、盛り上がり方をしてくれます。まさに瑞々しいサウンドです。

「FitEar MH335DW」はすべてのパートを分離して聴くことが可能でしたが、「Just ear XJE-MH/WM1」はパートの調和を楽しむような、まさにリスニングイヤホンです。

「つじつま合わせに生まれた僕等(2017)」では、「Another Day Of Sun」よりもはっきりとしたパートの分離がある音源です。この音源を聴くと「FOSTEX TH900」で聴いているときのような感覚になります。とてもヘッドフォン的なサラウンド感が「Just ear XJE-MH/WM1」にはありました。これは大口径ダイナミック型ドライバー採用しているからですね。ダイナミック型すごいですね。

また、音の特徴として、刺さるような音もとてもマイルドに再現されています。
あまり聴きませんが、デジタルデジタルした音源は苦手かもしれませんね。もともと「NW-WM1Z」がアコースティックな表現を強みとしていますので、それに合わせてチューニングされていることを考えると、納得の音の傾向です。

上では挙げませんでしたが、Bruno Marsの「Talking To The Moon」を聴いた際には、そのボーカルの魅力を十二分に引き出していました。ボーカルを楽しみたい方にもオススメですね。かなりボーカルが魅力的に表現されます。それでいて、バックサウンドもしっかり注目することもできるので、不思議なイヤホンですね。ここまでひとつひとつの楽器が艶やかに鳴るもにも関わらず、調和があります。

アンバランス接続でも、十分な音の美しさを感じれるので、KIMBER KABLE「MUC-M12SB1」との組み合わせはどうなってしまうのでしょうか。

KIMBER KABLEと組み合わせた音質


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真打登場ですね。
詳しいレビューはリンク先に書きました。

一言で言うと、KIMBER KABLE「MUC-M12SB1」は「Just ear XJE-MH/WM1」の再現力と「NW-WM1Z」のアコースティックな表現力にブーストをかけます。

瑞々しいサウンドを超えて、生々しいサウンドが楽しめます。

まとめ


音の美しさを楽しむ、究極のテイラーメイドイヤホンが「Just ear XJE-MH/WM1」です。

最高級スペックのウォークマン「NW-WM1Z」とKIMBER KABLE「MUC-M12SB1」の組み合わせでリスニングを前提としたチューニングモデルですので、アコースティックな表現に特化しています。音の艶やかさが素晴らしいです。タイトルにも書きましたが、再現される音の空間に酔いしれますね。

お気に入りの「FitEar MH335DW」とも音の性質が違うので、気分や目的によって使い分けていきたいですね。

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