【映画】すべての攻殻機動隊へとつながっていく、「攻殻機動隊 新劇場版」

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先日「攻殻機動隊 新劇場版」を映画館で観に行ってきましたので、感想などを書いていきます。
結論からいいますとレビューでしたら星5をつけられる傑作でした!

一言で言うと神山攻殻のエンターテインメント性と、押井攻殻の世界観のいいとこ取りをしたような攻殻機動隊でした。

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前記の4作品のうち、総監督・脚本が同じ『ARISE』の世界観・ストーリーラインを直接受け継いでおり、シリーズの主人公・「草薙素子」の過去と公安9課(攻殻機動隊)の創設にまつわる物語という作品コンセプトはそのままに、長編劇場版として更なる作品のスケールアップ、物語のブラッシュアップがはかられている。


わりと、従来の攻殻機動隊の王道路線や、面白味からかけ離れていた、ARISEシリーズがこの「攻殻機動隊 新劇場版」のための布石であり、ARISEシリーズが昇華し、「攻殻機動隊 新劇場版」を傑作にし、そしてARISEシリーズも名作にしたと言ってもいいかもしれません。
ちなみに劇場で公開された4作のARISEシリーズに加えて、今作につながるARISEシリーズがTVで公開されていました。これを観てからだとなおつながりがわかりやすいです。



サスペンスとしても、かなりおもしろく、それでいて攻殻機動隊にしてはわかりやすく、頭の中に疑問符がういたまま終了ではなく、楽しく観れました。

また攻殻機動隊はあの世界の中で起こりうる問題をテーマのしますが、今回は旧型の電脳の規格が義体のバージョンアップに対応できないデットエンドを扱っているのも興味深かったです。
現代では、例えばスマートフォンの新しいOSが持っている古いスマートフォンに対応していなければ新しいスマートフォンに買い換えればいいだけですが、電脳という身体と切り離せないものが取り残されていくのは大きな問題ですよね。

草薙素子、出生の秘密みたいなキャッチフレーズもありましたが、どちらかというとこちらはオマケみたいなものでしょうか。

映像がすばらしく、アクションシーンは本当に迫力がありました。

冒頭12分間が視聴できるのですが、戦闘シーン満載です。



技術の進歩もありますが、攻殻機動隊らしいアクションをさらに疾走感、爽快感のあるアクションにするために、考えられているなぁと。
キャラクターの戦闘用の服装もスタイリッシュで、細かいポイントですが、靴が光っているのがかっこよかったです。

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アニメーションのアクションというよりは、魅せるところのカメラワークのカットやスローモーションになるなどの特殊効果は実写映画の要素に近いと思いました。

そんな迫力満点のアクションシーンが映画の中で何箇所もあるのですごく濃厚です。
映画館で何度も心の中で歓声をあげました。

またセリフも、すごく従来の攻殻機動隊ファンがニヤリとするようなチョイスをしてくるのがいいです。
トグサのいじられる立ち位置やARISEシリーズのファンキーなサイトーもいいですよね。
またメンバー全員がまだ若く、少し調子に乗っているのもいいです笑

途中の突撃シーンでの、少佐が「援護しろ!」に対して、実戦慣れしてないないトグサが「どうやって!」とぼやくのですが、ボーマが「見本を見せてやる、新人。」と活躍したり、バトーが「いい男はなかなか死なないの!」と言いながら戦ったりするシーンが好きです。

ARISEシリーズで集めていった人員が少佐の言う通り「最高のパーツ」としてそれぞれのスタンドプレイが結果的にチームとしての最高のパフォーマンスになるというのが攻殻機動隊のかっこいいところですよね。

最初は違和感があった声優陣も今作で、もう攻殻機動隊は今の声優陣のものという印象を受けました。
とくに少佐の演技が、ARISEの最初の頃はまだ未熟だった少佐だったゆえにの演技が、従来の攻殻機動隊の少佐の印象とのギャップがあって、違和感があったのかもしれませんが、今作での少佐は成長して、いつもの少佐になっていったので、演技も少しずつ変えていったのでしょうか。



ネタバレになってしまいますが、最後のシーンでは、「GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊」の最初のシーンにつながるところは、ファン泣かせですよね。
ARISEシリーズは攻殻機動隊ができるまでを描き、そしてこの「攻殻機動隊 新劇場版」で攻殻機動隊が機能し、そして「GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊」がはじまるというのが、"新"劇場版というタイトルの通りだと思いました。

またエンドロールの途中では、桜の花見のシーンがあったのですが、ここではSAC 2nd GIGの最終話ではなくて、原作の漫画の攻殻機動隊を再現しているのも、良かったです。
そして、ここのシーンでは少佐がSACシリーズのような髪型に!さらにファンを悶えさせるなんて、流石でした。ARISEシリーズのおかっぱ少佐はこのためだったのかと納得するほどの感動です笑

ARISEシリーズはビジュアルや声優陣が変わったりして、SACの続きや映画版の次作を作って欲しいなど思っちゃいましたが、結果的に良かったです。
攻殻機動隊25周年に相応しい映画でした。

ちなみに劇場でオマケとしてもらえる複製原画もとっても素晴らしかったです。
時期によって種類が違うのですが、私がいったときは「SAC」でした。
「SAC」の笑い男を模倣する少佐と、義体換装中の少佐と、今作の少佐でした。少佐だらけ。

この映画を観たあとにこのまま「GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊」、「イノセンス」、「SAC」、「SAC 2nd GIG」、「SSS」と観たくなりました。
ARISEシリーズもこの映画のBlu-rayが出たら一気に観なおしたいですね。





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