【舞台】佐々木蔵之介の真骨頂「マクベス」

この記事を読むのに必要な時間は約 4 分です。

先日、佐々木蔵之介主演の一人舞台、「マクベス」を観劇してきました。

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あらすじ


アンドリュー・ゴールドバーグを演出に招き、佐々木蔵之介が初のひとり舞台に挑む!

何が患者にあったのか。何が彼に「マクベス」を語らせたのか。
シェイクスピア4大悲劇の一つ「マクベス」を、ほぼ一人で演じきる。
National Theatre of Scotland版“One-Man MACBETH"
舞台は精神病院。登場人物はたった一人の患者。
そして時折見守る看護師二人のみ。
監視カメラが、患者の全ての動きを、逃さず捕らえて映し出す。
観客は、患者に内在する「マクベス」の登場人物たちを介して、
あの忌まわしい物語を追体験する。息を飲むかのような100分間。
いまだかつてない革新的に生まれ変わった『マクベス』。 (公式サイトより




というわけで、シェイスクピアの名作「マクベス」をベースとした作品になっています。

本作は元々、演出家を務めているアンドリュー・ゴールドパークら「National Theatre of Scotland」が製作した「マクベス」を演者一人で演じるという斬新な手法をコンセプトとした作品です。
2012年のスコットランドでの初演後、アメリカのブロードウエイでも上演され大好評を博した話題作です。

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本編


まずオススメしておきたいのが、もしこれから公演をご覧になるご予定の方は(残りは福岡公演のみですが…)ぜひ、原作の「マクベス」を予習しておくといいです。
一緒に行った友人が本読んでおくー!と言っていて、私もネットでザッと内容を調べておいたのですが、大正解でした。

正直、マクベスを知っていること前提で話が作られているような印象を受けたので、原作がわからないと置いてけぼりになってしまうかもしれません。

舞台はスーツを着た佐々木蔵之介演じる精神病患者が病室に連れてこられるところから始まりました。
2階席だったのですが、よく見えるいい席でした。

そして看護師たちにおもむろにスーツを脱がされる…。
ジャケット、ワイシャツ、うおお上半身…?
さらに当たり前のようにズボンまで…パンツ一枚で立ち上がりました。
そして病院着に着替えるのですが、開始5分でなかなかのサービスっぷり。

素晴らしい、ギリシャ彫刻のように鍛え上げられた肉体にため息が漏れそうでした。

この時点で、私はさすが舞台だなあと感心しつつも混乱していたのですが、こんなんじゃ済まなかったのです。

その後はあらすじ通り、佐々木蔵之介扮する精神病患者が一人で何役も何役も演じながらノンストップでマクベスを語っていき、最後は気を失った後再び物語の冒頭のセリフを言って舞台は終了します。

役ごとに豹変する佐々木蔵之介の表情、仕草、声色、立ち姿。
最初は役が変わるごとに「あっ、変わった」と気にしていたのですが、それもだんだん気にならなくなってました。

そして脱ぐ、脱ぐ脱ぐ(笑)
舞台には浴槽もあって、入浴するシーンもあるのですが、恐らく全裸でした。

後ろ姿のなんと美しいこと。
背中の筋肉もすごく綺麗についていて、全身無駄な肉がなかったのです。
ここまで仕上げるのに相当な苦労をしたんだなあと垣間見えました。

そんな肉体美を曝け出しながらほぼ一人で舞台を縦横無尽に駆け回ること2時間。
その気迫に満ちた怪演に一対一で見させられているような気持ちになり、上演が終わった時にはこちらもすっかり体力を奪われていました。

カーテンコールに現れた時も、バスローブ一枚にぐったりした姿で挨拶していて、そりゃあそうだよなあと称賛しながら拍手を送りました。

感想


とにかく、佐々木蔵之介好きさんにはたまらない公演でした。

彼の演技力、体力、気力、肉体美。
佐々木蔵之介という人間に脱帽しました。
2時間ノンストップで舞台に立ち続けるその精神力はどこから湧き上がってくるのでしょうか。

普段テレビで見る雰囲気や演技とまた違った姿を見ることができて、とても新鮮でした。

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