【アート】おしゃれだって教養だ。「Paris オートクチュール 世界に一つだけの服」

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三菱第一美術館で開催されている(3/4〜5/22)オートクチュール展「Paris オートクチュール 世界に一つだけの服」に行ってまいりました。
当日券大人1人1,700円です。(ランチは向かいのA16というイタリアンがおすすめ!)

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美術館でオートクチュール?!と思いましたが、様々なドレスが展示されていて、まさに芸術品といえるドレスやテーラーが立ち並んでおりました。

概要


この展覧会は2013年にパリ市庁舎で開催されたガリエラ宮パリ市立モード美術館企画による展覧会「Paris Haute Couture」を再構成したものです。
展示されている服のクチュリスト(お客様の要望に合わせて服を考えるデザイナー)は、シャネル、ディオール、イヴサンローランなどなど・・・
1890年代から現在に至るまでのオートクチュールの歴史を見ることができます。



会場は以下の8つの章で構成されています。

第1章:オートクチュールの発明19世紀


この展覧会の序章です。
オートクチュールの定義と確率させたウォルトの作品が展示されています。
オートクチュールを発明したウォルトがイギリス人であるのは興味深いところです。

第2章:コルセットの終焉から「狂乱の時代」のジュエル・ドレスまで1900〜1929


西洋のドレスと言えばコルセットとたっぷりモスリンのイヴニングドレスですが、ここではコルセットなしのオリエンタルなドレスが登場します。

第3章:贅沢なエレガンス1930


ほとんどが撮影禁止なのですが、一箇所だけ写真撮影OKの場所がありました。
1番気に入ったドレスがこちら、ジャン=ポール・ゴルチエの「青い鳥」

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洗練されたデザインと美しさ。
これを身に纏った女性はどんなひとだったんでしょうね。こちらは比較的新しい2006年の作品。

それから、黒のイヴニングドレス。ロベール・ピゲの「女帝」

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1939年に作られたものとは思えません。
今でも十分着られる普遍的な魅力が有るのがオートクチュールの特徴なのかもしれません。

その他にも、デザイン画や出来上がったドレスをいかに美しく撮るために写真家が活躍したかなども記されていました。

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第4章:オートクチュール、40年代に直面1940


バレンシアがとアンサンブル、アフタヌーンドレスの登場です。
イヴサンローランやラファエルのコレクションのためのデザイン画も多めに展示されています。

第5章:技巧を凝らすテーラリングと50年代のファッション写真1950


すこしイヴニングドレスから離れてカクテルドレスやパンツスーツ、テーラードスーツがメインに展示されています。
シャネルのスーツは女性を本当に強く美しく見せてくれ、やはりとんでもない才能だと思いました。

第6章:クリスチャン・ディオールの影響とニュー・ルックの登場1950


これまでのロング丈を止め、オーダーした女性の体型に合わせ短い丈のドレスをつくり当時のファッション業界からの後押しもあり、ディオールがつくる作品ははニュールックとして一代を築きました。

第7章:オートクチュールと60年代の再生1960


ここでコルセットやビスチェが復活し、イヴニングドレスを再構築する時代になりました。
また、ドレスの上に着るコートも数多くつくられました。

第8章:オートクチュールの現在1970-


ドレスとジャケットのアンサンブルが主流になり、バレンシアガ、世代交代したシャネル、イヴサンローランなど名だたるメゾンのドレスが集められています。数多くのメゾンの盛衰があり現在に至っている、そんなことが分かる最後のブースです。

ゆるいまとめ


展示されているドレスの数はアンサンブルなども含めて77点!
それぞれのドレスには使っている素材が書かれていたので洋裁をやる方や服飾の方には非常に興味深い内容だったのではないでしょうか。

個人的な話ですが・・・
私はイヴサンローランとディオールが好きなのですが、この展覧会を見て納得しました。
イヴサンローランは今でこそ独立してイヴサンローランですが、最初は21歳でディオールの後継者に任命されたデザイナーだったのです。
原点が同じなんですね。
デザイナー同士の影響の与え方やメゾンの地図などもあるので、自分の好みのルーツがわかるかもしれません。

ドレスのひとつひとつが手作りで、その過程は「今の世の中の流れと逆行してる!」と思われますが、何もかもがオーダーメード、手作業で作り上げた物だけが持つ凄みが服から伝わって来ました。それこそがオートクチュールの魅力なのかもしれません。
こんな世の中だからこそ、観てもらいたい展覧会でした。

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