【映画】山と娘は赤く染まり、私の脳内はトムヒの生尻に染まる!ギレルモ監督が誇るゴシック・ロマンス「クリムゾン・ピーク」

この記事を読むのに必要な時間は約 9 分です。

本記事は映倫区分R-15+作品に関する内容になります。


どうも。初映画は「クリムゾン・ピーク」でした、シカコです。
「アリス・イン・ワンダーランド」でアリス役を演じていたミア・ワシコウスカが、本作でまた大変なことに巻き込まれる内容に興味をひかれて観てきました。

クリムゾン・ピーク


映画を観る前に驚いたことが劇場を調べたら全国17ヵ所、関東圏で7ヵ所という規模
えっこういうものなんですか? だってあのギレルモ監督の作品なんでしょう?
こう言ってはなんだけど、す、少ないのでは……?
もしかしたら普通なのかもしれないけど、劇場数がこれだけなのは勿体ないなあと鑑賞後に思いました。
だってトムヒことトム・ヒドルストンの美尻を拝める人が限られてくるってわけでしょう? 勿体ない!
美しい女性陣に負けず劣らずトムヒの生尻が美しかったです。

あらすじ


幽霊がみえる小説家の卵イーディスはイギリスの実業家のトーマスと結婚。
義姉に優しく迎え入れられるも辺鄙な土地にある屋敷は荒廃しており、貧しい結婚生活がはじまった。
屋敷で次々と怪異体験をするイーディスだったが、愛する夫がいれば幸せだと毎日を過ごす。
ある日、夫との会話をきっかけにイーディスは幼い頃に亡くした母の幽霊の言葉を思い出す、「クリムゾン・ピークに気をつけなさい」。

幸せな結婚生活が一転、彼女の嫁ぎ先がまさにその「クリムゾン・ピーク(深紅の山頂)」だったのだ。








シカコ



以下ネタバレを含む感想になります





全体的の感想


蟻や蛾のどアップがあるだなんて聞いてないよ!!!!(涙)

いくつかツッコミ所や疑問点が残りつつも、映像が美しいのとラストの演出に少しドキリ
「Crimson Peak」というタイトルの本が開いていく演出でストーリーが始まり、同じように本が閉じていく演出でラストを迎えます。
ところが「Crimson Peak」の下には、冒頭ではなかった著者の名前「Edith Cushing(イーディス・カッシング)」の文字が!
この映画は彼女の体験を元に描かれた物語だったと言わんばかりの演出に、最後の最後でドキッとしました。

あと大変申し訳ないけど、幼馴染みのアラン(チャーリー・ハナム)は絶対死ぬと思ってました。しぶとくも生き残ったね、ごめん。
トーマスがアランを殺したと姉を欺くために、彼に「君は医者だ(=ナイフで刺しても助かる場所を教えろ)」と小声で指示するシーンが好きです。どこ刺しても痛いのに変わりはないけどな。

舞台は20世紀初頭のニューヨークとイギリスで、華やかな衣装に豪奢な建築風景が楽しめて個人的に大満足です。
イーディス・カッシング(ミア・ワシコウスカ)の夫となるトーマス・シャープ(トム・ヒドルストン)が住むお屋敷はゴシック様式によるもので、明るく活気に満ちたアメリカとの暮らしとは対照的に重々しく、どこか閉鎖的な雰囲気を見事に演出していました。

シャープ姉弟の近親者でありながら肉体関係を持つというのは予想通りというか、ある種の王道的展開でしたね。
イーディスに対するトーマスの本当の気持ちを悟ったルシール(ジェシカ・チャステイン)の錯乱ぶりは圧巻です。
触れるもの全てを壊してしまいそうな危うさを持ちながら、嫉妬と怒りに狂う姿はジェシカ・チャステインだからこそ美しさがありました。
序盤で「蛾はなにを食べるの?」というイーディスの質問に、「蝶よ」と答えるルシールの表情は今にも蝶(イーディス)を捕食しそうな危うさがあって背筋がぞっとしました。

設定のせいかそれとも演出のせいなのか、何度か「ホラーゲームっぽいな」と思わずにはいられませんでした(笑)
イーディスはホラーゲーム主人公の素質があると思います。
迷い犬(パピヨン)もいるし「Good boy」と褒めつつ手懐けて信頼度を高めたら、きっと脱出計画も上手くいくはず。
それにしてもシャベル殴打でルシールの息の根を止めるという結末には、思わず「えっ」と声を漏らしてしまいました。

未だかつてこんなにも地味なラスボス撃破の瞬間があっただろうか。

直前に転落して足を骨折したというわりにイーディスはピンピンしていますし、どうせ外に出たならトーマスが苦心の末に完成させた粘土採掘機を使ってルシールを倒してほしかったなぁ〜と思ってみたり。
流石にそれだと美しくないかしら。

嫁ぎ先は超ワケあり物件


ゴシック様式は素晴らしいけれども、トーマスのお屋敷ちょっとどころではない問題を抱えすぎ!
屋根が抜けて空が見えるうえにそこから枯れ葉や雪が入り込んでいるわ、粘土の水分で床板が腐って屋敷が沈んでいるわ、壁には蛾がびっしりと埋め尽くしていて、極めつけにお風呂の水も粘土の赤茶色っていうトンデモ欠陥住宅!
色気もなにもない、冷え冷えと寒そうな入浴シーンがあってたまるか!
しかも焦らすだけ焦らしてイーディスのおっぱいが見えない! ひどいよギレルモ監督!
しまいにはおぞましい骸骨の幽霊が出てくるしで、正直某亡霊マンションの1000人目の住人になったほうがマシってレベルです。

「地表の赤粘土を吸った雪が赤く染まるので『クリムゾン・ピーク(深紅の山頂)』と呼ばれている」ってそれ、「粘土質な土地にお屋敷建ってて大丈夫なの?」って鑑賞前に思っていたんですが、案の定大丈夫ではなかったですね。
ただ絶えず屋根の隙間から落ちてくる枯れ葉や雪をバックに話すルシールは綺麗で、ずっと眺めていたいってちょっとだけ思いました。ちょっとだけね。

敵でも味方でもない幽霊たち


幼い頃にコレラで母を亡くしたイーディスはそれ以降母の幽霊を見るようになるんですけど、これが黒いドレスを身に纏った黒い骸骨っていうめっちゃおぞましい姿
ベッドで震える幼いイーディス(この子役がまたとても可愛い)に母の幽霊は「クリムゾン・ピークに気をつけなさい」って囁きながら、イーディスの腕を掴むんです。そりゃ泣き叫ぶわ。
母の幽霊っていったら、生前の姿を残しつつもちょっとだけ透けてるっていうもんじゃあないの?

しかも、どうしてお母様はクリムゾン・ピークの警告を娘にしたのかがイマイチ分からず
生前のお母様はクリムゾン・ピークについて何か関係が、もしくは知っていたのでしょうか?
それとも幽霊になったことでスピリチュアル能力を得て、娘の運命を悟ったから?

ラストの本の表紙に著者名が追加されている演出から、この映画は一種のおとぎ話のようなものだと感じたので、母の幽霊の警告についてもあまり深く考えるものではないのかなあ? でも気になるよね。
もしくは劇中でイーディスが何度も言うように幽霊は比喩表現であって、母の幽霊そのものに意味はないのかもしれない……でも気になるよね。

屋敷でも骸骨幽霊は出てくるんですが、まあイーディスを驚かしつつ「屋敷から出て行け〜(でないと貴女も殺されるよ)」と言ってくるだけでイーディスに直接害を与えることはなく、かと言ってイーディスを危険から守ってやることもしないという曖昧な存在。
でも登場時のインパクトとビジュアルは凄まじいです。夜の廊下で遭遇したくないね。

積極的なイーディスと本当は臆病(?)なトーマスの関係


トーマスはイーディスの財産目当てという下心ありきで近づいているせいなのかイーディスに対して紳士かつ好意的な態度は取っても、夫婦となってからは積極性には欠けるかなぁ〜という印象でした。
反してイーディスはもう「トーマス好き好き大好き!」と彼を見つめる視線なり、笑顔に表れていて微笑ましい。
キスシーンもどことなくイーディスのほうが積極的に求めていて、ふとした瞬間に二人の温度差が見てとれて面白かったです。
純粋に愛情を注いでくれるイーディスに、次第にトーマスも真の意味で愛するようになったのかなと。

特に好きなのが、二人が出会ったばかりの頃に催されたパーティーシーン
本場のワルツを披露することになったトーマスとイーディスが、最初はたどたどしくも次第に大胆に踊りだして、まさに二人の世界を繰り広げるんです。
もうね、招待客が大勢いるうえに広いとは言えない部屋を目一杯使ってぐるぐると。
イーディスのドレスの裾が他の招待客にぶつかりそうになっても、二人はお構いなしにぐるんぐるん。
「良いワルツはろうそくの火が消えないこと」として二人が握っていたろうそくも、躍り終わる頃には火が大きくなっており、まるで二人の恋の始まりを暗示しているようでした。グッときた。

くわえて印象的だったのは、吹雪の影響でお屋敷に帰ることができず、厚意で郵便局の地下の部屋を借りて泊まることになった二人のベッドシーン。
「屋敷より暖かくて快適」と笑い合う二人がキスをして〜というお約束の流れ。
もうね、「邪魔な義姉もいないチャンス、やっときたー!!」といわんばかりのイーディスの積極さに、見てるこっちが思わず優しい微笑みを浮かべてしまう。
私もね、「入浴シーンでは拝めなかったミアの生肌!」と歓喜して心の中でガッツポーズしながら全裸待機しました。
そして画面に映ったのは雪のように白くも艶やかに輝くトーマス、いやトムヒのお尻!!!

おっ……お前が全部脱ぐのかよ!! イーディスドレス着たまんまなのに、お前が全裸かよ!!

時間にして2〜3秒のお尻ですが、ミアのおっぱいは映さないのにトムヒのお尻は映すのかと衝撃を受けました。
しかしこのトムヒのお尻が白くて美しいのなんの。私の脳内に鮮烈に刻まれました。
このシーンがあることで星ひとつ分が加算されました。
ありがとう、ギレルモ監督。トムヒのお尻、綺麗です。

終盤で「愛していないくせに!」と泣き叫ぶイーディスに「愛している、本当なんだ」と語りかけるも、危害は与えないと降参のポーズをとるところがトーマスらしいなと思いました。
そこで強引に抱き締めたりすればいいのに、最後までイーディスを積極的に求めなかったトーマスは臆病者だ!笑

まとめ


天涯孤独の身から幸せを掴んだシンデレラにはなりきれず、シャルル・ペローの「青ひげ」のような、ただただ残酷なおとぎ話。
全体的にその先の展開が読めてしまうのと、予定調和が感じられるのでやや退屈に思えてしまうかも。
ただ、そういった「読める展開」も含めて、おとぎ話「クリムゾン・ピーク」の魅力なんだろうなと感じました。
イーディスの父の死の究明や彼女を助けようとするアランの本棚に「シャーロック・ホームズ」シリーズの作者であり、医師でもあったコナン・ドイルの著書がある演出は素敵だなと思いました。

パンフレットも買ったのですが、内容はインタビューがメインでした。
衣装や舞台セットが凝っていたので美術的要素が欲しかったなぁと少し残念に思ったり。
「そこが見たかったらアートブックを買ってね♡」ということなんでしょうか(笑)







シカコ



いやぁ〜とにかくね、トムヒのお尻が美しくって素晴らしかったです!





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