【レビュー】ポータブルヘッドホンアンプのひとつの終着点「SONY PHA-2」

この記事を読むのに必要な時間は約 9 分です。

2013年の10月に発売された「PHA-2」を半年ほど前に手に入れたので使用感と音質のレビューをしていきます。
ちなみに「iBasso D12Hj」から買い換えました。

個人的なオーディオのタイミングとしてちょうどfitearのMH335DWを購入したときでした。

以前もUE 18proを購入した際に「pico」を購入していたり、イヤホンを新調するとポタアンも新調したくなって買ってしまいます。

私は見通しのいいスッキリとしたクリアな音と少し寒色系な音の雰囲気が好きなのでそれを踏まえたうえでレビューをみてもらえればと思います。

まずは公式情報です。


PHA-2



inc_PHA-2

ウォークマンやiPhone/iPad/iPodとのデジタル接続に対応


ウォークマンやiPhone/iPad/iPodに保存されているオーディオデータをデジタルのまま伝送し、本機の高品位DACでアナログ変換することにより、原音に忠実で自然な高音質を実現します。ウォークマンなら192kHz/24bitのPCM音源に対応。高音質コンテンツの実力をあますところなく再現します。

USBケーブルで接続してPCの音楽を高音質再生


192kHz/24bitのPCM音源や、2.8/5.6MHzのDSDフォーマットに対応。非同期伝送方式(Asynchronous)により高音質コンテンツの実力をあますところなく再現します。

アナログ回路の徹底した高音質化


35μmの厚膜銅箔プリント基板やオーディオ回路のフィルムコンデンサ等の高品位なオーディオ専用部品を採用することにより、ポータブルアンプながら徹底的な高音質化を実現します。また、アナログ回路とデジタル回路を分離させたレイアウトを採用することにより、干渉による不要な内部電気的ノイズの発生を低減し、クリアな音楽再生を実現します。

2種類の専用マスタークロック


内部に2個のクロック発振を持ち(22.5792MHz、24.576MHz)、44.1k、88.2k、176.4k用および48k、96k、192k用とでクロックを切り替え、いずれの信号にも完全に同期して復調させることで理想的なアナログ変換を実現します。

高音質ラインアウト用オペアンプ(LME49860)搭載


ラインアウトアンプには低ノイズ・低歪率の高品質オペアンプTexas Instruments社製LME49860を採用。高品質なDACからの出力をそのまま2Vrmsで出力します。

高品質DAC(PCM1795)搭載


DACには据え置き型の高級アンプで使われるTexas Instruments製PCM1795を採用。192kHz/24bitまでのPCMおよび2.8MHz、5.6MhzサンプリングのDSDといったハイレゾリューションオーディオファイルに対応しました。

高品質ヘッドホンアンプ(TPA6120)搭載


出力段には電流帰還型高級ヘッドホンアンプIC Texas Instruments社製TPA6120を採用。正負2電源方式によるOCL出力段により、ヘッドホンを高品質かつパワフルに駆動することが可能となりました。




SONYの本気度が見えますね。192kHz/24bitやDSDの恩恵やUSBDAPとしては使わなかったのですが、それでも十分「PHA-2」には価値があると思います。

デザイン



DSC04929

バンパーとアルミボディが特徴的ですね。

DSC04930

昔の少しマイナーだったポタアン業界のころの無骨なケースとスイッチだけ、みたいなデザインとは違ってスタイリッシュです。ただSONYの特徴として少しガジェット感が「PHA-2」のころは強く出てるなぁと思っていましたが、最近では大手メーカーもポタアン業界に進出しているせいか特に気にならないですね!

黒いボディの塗装は丈夫ですが、バンパー部分の銀色の塗装はすぐにはがれて行ってしまうので注意が必要かもしれません。

またバンパーとリア部をとめている8か所のネジが持ち運びをしているとどんどん振動でゆるんでいってしまうのでたまに締めることをオススメします。

DSC04925

iPodと接続するとこういう感じです。
おさまりはいいですが、ポータブルとしては少し大きいかもしれませんね。

デジタル接続だとリア部にケーブルを接続するのでリア部にもフロント部にもケーブルが接続されるのは少し取り回し上不便かもしれません。

私はとくに気になりませんでした。

DSC04933

アナログ接続する方はイヤホンケーブルと接続ケーブルともにフロント部になります。

ちなみに「PHA-2」とiPodは「ポタぴたシートストロング」という粘着性のゴムでくっつけていました、これはかなりのすぐれものでポタアンを持ち歩く方にはぜひオススメします!
通常使用ではまずはがれないし、接続面も汚れたりしません。



機能性


機能性は本当に申し分なしだと思います。
私はiPodとデジタル接続しかしていませんが(そもそもデジタル接続がしたくて購入しました。)、アナログ接続、USB接続など入力方法が豊富です。

また192kHz/24bitやDSDもきけるのでこれからハイレゾがはやっていく時代にも活躍できます。

ゲインも調整できるのでリスニングで困ったことはないです。

バッテリーはiPodとデジタル接続でだいたい体感で6時間ほどもちます。

「PHA2」のバッテリーが切れる前にiPodのバッテリーが切れますのでiPodとデジタル接続した場合は4時間ほどの使用可能時間だと考えてください。ちょっと短いですね。。。

操作性


操作性はまず先ほども述べましたが少し大きいので持ち運びにはちょっと不便ですね。

ポータブルとはいえポケットにはまず入りません。冬はコートのポケットにいれていますたが、夏はいれるところがなく手でもっていました。

ポーチにいれていたこともありましたが面倒くさくなりました(笑)

本体の操作性としてはボリュームも心地よいトルクでまわしやすいです。

接続の切り替えなどはわかりやすくプリントしてあるので特に悩むことはないと思います。私も中古で本体のみで購入しましたが、とくに困りませんでした。

気になる点はボリュームをきっておかないと充電できない点ですかね。

購入したばかりのころはボリュームの切り忘れで朝充電できていないことが多々ありました。ご使用の際は気を付けてください。

音質


それでは音質レビューに入っていきます。

今回はせっかくなので一か月前ほどに購入した「fitear AYA」と「fitear MH335DW」を使い平均値をとるようなレビューができたらと思います。

視聴にはイントロのストリングスとハモリが心地よい「ゆず」の「虹」と最近CMで使われている「OASIS」の「Wonderwall」を使用しました。

どちらも素敵な曲なのでぜひきいてみてください。




環境は「PHA-2」-「VentureCraft 30pin to USB オーディオケーブル」-「イヤホン」です。
デジタルケーブルで顕著な音質の変化はないという考えをもっていますが、耐久性など含め少し高いですが、「VentureCraft 30pin to USB オーディオケーブル」はオススメです。

DSC04932



lightningケーブル用もあります。



fitear AYA


まずは「虹」から聴いてみましょう。
AYAは以前にレビューにも書いたように音がまとまって気持ちよく聴けるのが特徴です。イントロのストリングスの小気味の良いメロディーがすーっと入ってきてそこにボーカルが重なります。
「PHA-2」の冷たい音の傾向であってもAYAを使うと温かみが出ますね。
以前使っていた「D12Hj」に比べて左右の分離感は減ったものAYAの良さが引き立ちます。
ハーモニーはしっかりと一つ一つが確認できるので「PHA-2」の解像度の良さが出てるのではないでしょうか?
 
次に「Wonderwall」。
こちらはアコギの伴奏にボーカルが入っていくのですが、ボーカルがとても生々しいです。
この感覚は「D12Hj」にはなかったです。
「D12Hj」は音の分離に特化してるせいか音がもっと金属の響きのような感じがありましたが、「PHA-2」は優れた解像度の中でもリスニングとしての楽しみを感じるヘッドホンアンプとしての完成度が高いです。
いい意味で無難な音を出してくれます。



fitear MH335DW


やはり335DWは迫力がありますね。最近はAYAをずっと使っていたのでガツンと響きます。
「虹」のイントロでは、AYAとは打って変わり濃厚なストリングスを感じることができます。
ボーカルにも迫力がでますね。
 
「Wonderwall」では今度はアコースティックギターの演奏がとても艶やかで目を瞑ると目の前で演奏しているかのようです。
 
このようにイヤホンの違いが顕著に出るのも「PHA~2」が味付けのないニュートラルな音を出してくれるからでしょう。

総評


音の特徴としてナチュラルな味付けのない素直な音を出してくれるという印象があります。また音色としてもとってもクールな引き締まった音なので少し硬いと思う人もいるかもしれませんが、モニターライクでひんやりとした音が好きな私としては音質、機能含め、ポータブルヘッドホンアンプのひとつの終着点かなという結論に至りました。

またSONYとAPPLEが一つの音を生み出すのに少しロマンも感じることができます笑

「Pioneer XPA-700」とか興味ありますけどね。

いかがでしたか?「PHA-2」はPCオーディオにも使えるし全部まとめて済ませたい人にはオススメできます!



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