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【レビュー】音楽を聴くことの喜びを再確認できる「FitEar Aya Custom Ear Monitors」

年末に日本のカスタムIEMの天王山である須山補聴器さんが「FitEar Aya Custom Ear Monitors」という今までとは製法が異なるカスタムIEMのテスターをTwitterで募集していまして、リプを送ったところ運良くテスターができることになりました。

そして先週に届きましたので簡単に自分が感じることをレビューしていこうと思います。

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カスタムIEMとは?

その前に…
カスタムIEMというものの存在をみなさんは知っていますでしょうか?

IEMとはin ear monitorのことでいわゆる耳にいれるイヤホンのことです。
それのカスタム版ということで耳型をとって自分専用につくったイヤホンのことをカスタムIEMといいます。

よく歌番組をみるとアーティストが耳につけているアレです。

そんなカスタムIEMは自分専用の耳型でつくっているので遮音性抜群、そしてクオリティの高い音質を実現しています。
私は高校生のころにiPodのイヤホンジャックが壊れたことをきっかけとしてなぜか音質オタクになってしまい、最終的にカスタムIEMをつくるまでに至ってしまいました。
そのうちその辺りのことも記事にさせていただきます。

そんなカスタムIEM、私は「UE 18Pro」を最初につくり、そして「FitEar MH335DW」を今はメインで使っています。

この度「FitEar Aya Custom Ear Monitors」が手持ちに加わりましたのでほとんど「FitEar MH335DW」と比べてレビューさせていただきます。

ちなみに音質のレビューは難しいそうなので記事などにしたことはいままでなかったので拙い文章になると思いますがご了承ください。

FitEar Aya Custom Ear Monitors

スピーカー構成:バランスドアーマチュアドライバー
入力コネクター:3.5mmステレオミニプラグ
ケーブル:FitEar Cable 006
価格:オープン価格

「Aya」は、3Dプリンタ出力カスタムシェルを持つFitEarで初めてのカスタム製品です。従来のFitEarカスタムイヤーモニター製品とは異なり、純粋に音だけを聞いてご判断頂くため、ユニット構成などを非公開としています。
またシェルカラー、及びフェイスプレートカラーは黒のみとなります。

 須山補聴器さんのfitearのウェブサイトにはこのように紹介されています。

またAYAには特別サイトがありましてそちらにはかわいらしいイラストがありました。

須山補聴器さんはアニソンを「幼い時期からアニメに慣れ親しんできた日本人にとって、誰もが共有できる音楽の原風景である」として「アニソンが問題なく再生できる製品は、どんな音楽でもOKなのです」とイベントで謳っていました。
 
アニソンはほとんど聴かない私でもなるほどと思いました。
 
では前置きも長くなりましたがレビューに入っていきましょう。
 

外観

ブラックなシェルがかっこいいです。金の文字もいいですね。
触った感じとくに3Dプリンタ出力の違いは感じませんでした。
ちょこっと従来のシェルよりひんやり感がなくて耳にいれたときにヒヤっとしなくていいかもしれません。
あと軽いです。

FullSizeRender

ケーブルはmh335dwと比べて取り回しがよく柔らかいです。普段使いにはいいかもしれません。

音質

環境はiMac-iTunes-Audirvana-HP-A8-AYAという構成です。
せっかくなのでまずはアニソン聴いてみましょう。
 

 

アクエリオン EVOL LOVEよりAKINOの「Go Tight!」

フォーマットはALACです。
 
友達がカラオケで歌ってて好きになった曲です。
 
ほぼボーカルメインではじまるこの曲、聴き始めで驚きました。
ボーカルが突き刺さってきません。
 
mh335dwはモニター気質ゆえに女性ボーカルが突き刺さるような感覚がありましたが、AYAはボーカルがいい意味でマイルドにまとまっています。
ボーカルをメインに伴奏が邪魔をせずまとまっています。
 
AYAはファーストインプレッションではぼや〜っとした輪郭が微妙かなと思いましたが、一週間ほどAYAだけ使っていると音楽を気楽に聴くにはかなりいいイヤホンじゃないかと思いました。
しかし集中すれば音楽をしっかり楽しめる、モニターイヤホンとは違うリスニングイヤホンの良いところに特化した素晴らしいイヤホンです。
 

攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEXよりIlaria Grazianoの「I Do」

こちらもALACです。
 
ピアノとしっとりとした女性ボーカルで儚いメロディーがとても好きです。
 
ピアノに注目して聴きますとこれまたmh335dwとは違い演奏者の感情がよく伝わって来るような気がします。もう少し音楽的にいうと楽譜の演奏記号がよくわかるように聴けます。
mh335dwはどちらかというと一音一音の楽譜の音符や音の波形を意識してしまいますが、AYAは演奏者の感覚的な演奏の雰囲気がよく味わえます。
 
ふむふむ、事前情報通り女性ボーカルが素敵に味わえますね。
こちらのイヤホンが来てからよく宇多田ヒカルを聴いていました。

宇多田ヒカルの「Letters」

こちらは96.0kHz/24bitで聴きました。

アコースティックギターのイントロと交わるようにはじまるボーカル、そしてコーラスと重なっていきますが、それぞれが心地よく溶け合うように聴けるのは本当に驚きました。
また先述しましたことと矛盾していますがそれであって一音一音にも注目して聴くこともなんら苦労はなくモニターのようなところもある気がしました。

グラウンド分離出力も試してみました。

まとめ

こんな感じで音質面のレビューは締めさせていただきます。抽象的表現ばかりで申し訳ありません。
総括しますと、のんびり音楽を聴くとき、また女性ボーカルを聴くときにAYAはとてもあってると思います。
旅行先の移動中に車窓を眺めながら使ってみたいイヤホンです。

MH335DWを持っている私は今後MH334を買い足そうと思っていましたが、AYAでとっても満足しました。うまく使い分けしていこうと思います。

なにかと話題になる3Dプリンターですが、このようにカスタムIEMにも使えるのは感慨深いものがあります。
これから新しい技術がどんどん「音楽を聴く」という楽しい行為に使われていくといいですね。

最後にテスターをさせていただいた須山補聴器さんに感謝の意をこめてこの記事を終了させていただきます。

2 Comments

匿名

こんにちは。レビューありがとうございます。

初めてのカスタムにMH335DWを買おうと思っていましたが、MH335DWのボーカルは気にいったのですが、曲によっては少し低音が邪魔になるような感じがして、MH334を注文しようか迷っていました。そこで今回AYAが登場したので、今はAYAを注文しようと思っています。

しかし某掲示板で質問したところ、AYAはドラムの音がペラペラで激しい曲には合わないと言われたのですが、AYAはMH335DWと比べても、洋楽の少し激しいポップスや男性ボーカルのロックを十分にこなせるのでしょうか?

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マサキ マサキ

コメントありがとうございます。

AYAはMH335DWと比べますとやはり低音の迫力はないです。
少し激しいポップスやロックなどを聴くのであればMH335DWのほうがノリノリで音楽を聴けると思います。
AYAはのんびりしながら音楽を楽しむにはいいと思います。
MH335DWからはじめてAYAを使った時は少しロックを聴くと低音が薄いなと感じました。
慣れると音がまとまって統一感あるチューニングがされて聴こえるのはAYAのメリットでもありますが、ロックに向いているかと言われますと肯定はし辛いです。

低音がしつこいようでしたらMH334のほうがいいかもしれません。
MH335DWも慣れるとそこまで低音がしつこいなと思うことはないかもしれません。
AYAと違ってもっと分離的な音なのでノリやすい音、ロックやポップスにあう音だと思います。

同じ曲を聴いてもMH335DWは音楽にノりやすく、AYAは音楽に浸っていくという感じでしょうか。

以前はUE 18proを使っていたのですが、それに比べると程度のいい低音かなぁという印象です。
僕はドンシャリ系は好きじゃなくニュートラルでフラットな音が好みでもMH335DWで低音がバリバリという感じはうけなかったのでそこまで気にしなくてもいいかもしれません。

参考になるかわかりませんが、どうでしょうか?

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