音楽を聴くのが趣味なので好きな音楽はちょっとだけでもいい音で聞きたくなってしまいます。なりますよね?
ということでFOSTEX社の「HP-A3」というものを買ってみました。
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「HP-A3」は32bit DACと高音質ヘッドホン・アンプが組み合わさった複合機です。
DACはデジタルアナログコンバーター(Digital Analog Converter)の略称で、デジタル信号をアナログ信号に変換するものです。
簡単に言えば保存された音楽データを変換して、音声信号に変換するというものなんですが、わからなくても使えちゃいます。
その変換したアナログ信号をヘッドホン・アンプで増幅してケーブルを通じてお耳へお届けするわけです。
ともかく、これを使うことで音質が良くなったりノイズがなくなったりと音楽を聴く環境をより良く整えられるんですね、すごい。
音源、ヘッドフォン、DAC+ヘッドホン・アンプ、これを組み合わせて好みの音質ができたらいいなという希望を抱いて買ってみました。
「HP-A3」を選んだ理由はオススメされたこと、ハイレゾ再生できること、あとは日本のメーカーというところでしょうか。
日本のメーカーなら、初心者でも困ったときサポートが受けやすいですからね。
またDAC+ヘッドホン・アンプの複合機ですので、これ一台で済む気軽さもありますね。
初心者にぴったりです。
パッケージ
側面に本体の写真が印刷されています。
さっそく開封していきましょう。
内容物はこちらです。
・USB ケーブル(1m × 1)
・説明書
・ゴム足(装着済み)
電源のアダプターはなく、USBからそのまま給電できます。
オークションで購入したのでケーブルは欠品していました。
デザイン
ごくシンプルな見た目です、必要最低限の機能だけでかえってわかりやすいです。DAC初心者なのであまりいっぱい機能があっても困っちゃいますしね。
ヘッドホン出力は6.3mmのみの対応なのでイヤホンなどで使う場合は変換プラグが必要になります。
ヘッドホン出力の他にも、アナログ出力、デジタル出力ができますので、スピーカーにももちろん使用できます。
・W108 × H36(足含まず)× D140(突起物を含む) mm
・重量:約450g
サイズはDSのソフトのパッケージより一回り小さいくらいです。高さは3~4cmくらいありますが。
重さも全然重くないので持ち運びも容易です。
背面です。USB入力、デジタル入力、アナログ出力、デジタル出力に対応しています。切り替えは前面のスイッチでします。
PCと接続してみました。
スペック
入力
USB 端子
・サンプリング周波数:最大24bit/96kHz
・インターフェース:USB フルスピード
・対応OS:Windows 7 以上、Mac OS X V10.6 ~macOS10.12 Sierra
DIGITAL INPUT 端子
・コネクタ:角形オプティカル
・フォーマット:S/PDIF(32kHz 〜 96kHz)
出力
PHONES 端子
・コネクタ:ステレオ標準ジャック
・適合負荷インピーダンス:16Ω以上
・最大出力:100mW+100mW (32 Ω負荷)
・THD:0.04%以下(at 1kHz、32Ω負荷100mW 出力時)
ANALOG OUTPUT(L, R) 端子
・コネクタ:RCA ピンジャック
・基準出力レベル:-10dBV
・THD0.01% 以下(at 1kHz)
DIGITAL OUTPUT 端子
・コネクタ:角形オプティカル
・フォーマット:S/PDIF
基本的なPCオーディオを楽しむのにはこれ一台で十分というスペックです。
電源もUSB端子より供給されるので、シンプルです。
入力は最大24bit/96kHzですので、入力できないハイレゾ音源もあるので注意が必要ですね。ハイレゾ音源を聴かないなら十分なスペックです。
操作性
単純にボリュームをいじるくらいしか操作するところはありません。
画像のボリュームのツマミの凹部分の数字が見えるでしょうか?
このこっそり書いてある数字がいいですね(笑)でも基本的には1〜3くらいの大きさで十分なので10なんて見る機会はなさそうです。
また、この2つのスイッチも特にいまはヘッドホンからスピーカー環境に切り替えたり、デジタル入力する予定もないので、押し心地がボールペンのノックのようにカチッカチッと気持ちいいのですが、押す機会はなさそうです。
スピーカーをセットしても、ヘッドホンとすぐに切り替えられたり、USB入力とデジタル入力をすぐに切り替えられるのは便利ですよね。
音質
今回も「AKG Q701」で聞いてみました。
環境は以下の通りです。
PC(Windows)-iTunes-HP-A3→Q701
音源はALACのロスレス音源です。
やはりPCに直刺しに比べて音の広がりが出てきましたね。
また、音がクリアになってどの楽器がどこで鳴っているのかというのがよく聞こえるようになりました。
PCに直刺しでもそれほど悪い音ではなかったのですが、ようやくヘッドフォンのパフォーマンスが出せたたかなと思います。
音質はヘッドフォンの性能も合わせて中音~高音寄りに強みがあります。
かといって低音が聞こえないわけではなくEDMとかを聴くと低音もしっかりドゥンドゥン鳴りますが、そこそこといった感じです。頭揺らして聴きたい人はBOSEやBeatsのヘッドフォンとかがいいんですかね。
インストゥルメンタルなどが聴きやすくてグッドですね。
聴いていても疲れないので作業中にちょうどいいです。
ギターのストロークの強弱やアルペジオの弦を弾く強さもしっかりと、聴こえてくるので楽しくなってきます。
ボーカルありだとそんなは音量大きくする必要もないのですが、インストゥルメンタルはつい大きめになりがちですね。
オペアンプという中に入っているパーツを交換することによって、さらに音質を変えられるそうです。
滅茶苦茶小さいうえに静電気や刺し間違いでも壊れてしまうなど、勇気のいる作業が必要なようです。
さすがにそのステップはやるにしても、もうちょっと理解を深めてから手を出したいですね(笑)
まとめ
やはり「HP-A3」があるとないとでは全然違いますね。全体的に音質が向上しました。
買うまでは無くてもいいかな・・・と思ったりしていましたが、とっくに買えば良かったです。
こういうものってずっと使っていると慣れていくんですけど、ふとあえて使わない状態で聴いてみると落差に気付くんですよね
昔取り込んだCDがもう聴くに堪えない音質で取り込んでいるので、音質のアラが目立ちます。全部読み込み直していきたいです。
ちなみにカラーはホワイトタイプもあるんですよ。値段もお手頃なので初心者にはちょうど良かったと思っています。
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