一眼レフやミラーレス一丸でRAWファイルで撮影している人にとって、写真の撮影と同じくらい悩むのが、撮影したRAWファイルと現像したJPGファイルをどう管理するかですよね。
RAWファイルは削除していいのか、現像したJPGはどのアプリで管理するのか・・・スマートフォンでも現像した写真をチェックしたり、共有したりしたい!
私もそんな風に悩んでいた時期がありました。
今回はそんな悩みを抱えている方に役立つように、私が撮影したRAWファイルと現像したJPGファイルをどう管理しているか、また各種デバイスでチェック、シェアのためのクラウド化する方法を紹介していきたいと思います。
「Lightroom」でRAWファイルを現像、現像したJPGファイルを「写真アプリ」と「Googleフォト」で管理・共有するだけなのですが、細かいところも説明していきますので、参考にしてみてください。
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私はMacユーザーですので、Macユーザーに対しての説明になりますが、Windowsの場合はMacの「写真アプリ」ではなく、「フォト」を使えば同じような流れで管理できます。
Index
準備するもの
・一眼レフやミラーレス一眼
・Adobe Lightroom
・写真アプリ
・Googleフォト
・RAID1対応HDD
この記事を読んでいる方は、おそらくRAWファイルで撮影できる一眼レフやミラーレス一眼は所有しているかと思います。
またすでに現像をしている方は「Lightroom」も大丈夫ですね。こちらは個人的にはCreative Cloud版よりも買い切り版のほうがいいかなと思います。
Creative Cloud版のほうがお得なんですけどね・・・お好みで選んでみてください。
Lightroom・写真アプリ・Googleフォトを使ったMacでのオススメの写真管理術
まず最初に全体の流れを紹介しておきます。
・「Lightroom」でRAWファイル管理・現像
・「写真アプリ」でJPGファイル管理・閲覧
・「Googleフォト」で閲覧・共有
簡潔に説明しますと、上の通りになります。
カメラで撮影したRAWファイルを「Lightroom」で管理・現像したのち、現像したJPGファイルを「写真アプリ」と「Googleフォト」に読み込ませます。
それでは詳しく説明していきましょう。
カメラでRAWファイルで撮影する
まずは撮影したデータがないとはじまりませんね。
一眼レフやミラーレス一眼を使って撮影しましょう。
基本的に一眼レフやミラーレス一眼でしたら、設定から保存形式をRAWファイルに設定できます。
RAWファイルはアナログカメラでいうとネガだと思ってもらって大丈夫です。ピントが合っていれば、現像時にたいていのことはなんとかなりますので、JPGで撮影している方はぜひRAWファイルデで撮影してみましょう。
めんどくさく思えるデジタル現像も慣れればあっという間に終わりますしね。
RAWファイルのデメリットといえば、容量が大きい点ですね。
それもメディアの大容量化と安価化によって改善されていると思います。
私はデジタルスチルカメラの「RX1RM2」をメインで使っています。
LightroomでRAWファイルを管理する
撮影したファイルをまずは、「Lightroom」で読み込みましょう。
上でも述べた通り、「Lightroom」でRAWファイルを管理し、現像します。
ネガ保存室と現像室の役割ですね。
詳しく私が使っている設定を紹介していきます。
RAWファイルはファイルが大きいのと、このファイルさえ消えなければ、現像したJPGが消失してももう一度現像できますので、大容量の外付けHDDに保存します。
「Lightroom」のライブラリを外付けHDDに置いておくというわけですね。
ちなみに必ずHDDはRAID1に対応したものを使ってください。
RAID1ならバックアップは万全です。詳しくは以下の記事をチェックしてみてください。
今回はMacで説明していますので、Thunderbolt対応のHDDを紹介しましたが、USB3.0でもUSB Type-Cでも大丈夫です。
USB2.0は「Lightroom」での処理が重くなりますのでオススメしません。
内部HDDに保存するのもバックアップがしっかりしていれば、いいのですが、新しいPCやMacに買い替えた時に環境移行が面倒です。
外付けHDDなら差し替えるだけですから簡単です。
さてSDカードを挿入し、写真を読み込んでいきましょう。
ここでオススメなフォルダ階層は以下の通りです。
HDD-Lightroom Library-(年)-(年-月)-(年-月-日-イベント名)-(年-月-日)
読み込み設定で日付形式を「年-月-日」にしておきます。そして読み込むときは「Lightroom Library」直下にしましょう。現像したのちに管理する階層へ移動すると、わかりやすくていいですよ。
上のフォルダ階層の具体例はこちらです。
HDD-Lightroom Library-2017-2017-05-2017-05-03 鍋割山-2017-05-03
イベント名のあとに「年-月-日」フォルダを置くのはイベントが複数日の場合のためです。例えば、1泊2日で旅行の場合は「2017-05-04,05 旅行」フォルダの直下に「2017-05-04」と「2017-05-05」を置けばいいわけですね。
この辺りは使いやすいように工夫してみてください。
オススメなのは、いきなりイベント名フォルダ直下に配置ではなく、現像後の配置です。現像忘れを防ぐことができます。
読み込み完了です。もうすでに現像済み後にスクリーンショットしましたので、上で説明したフォルダ階層になっています。
「2012-08-17」とか「2012-08-19」とか「2017-11-27」とか現像しなくちゃ・・・
LightroomでRAWファイルを現像する
それでは「Lightroom」を使って現像していきましょう。
私はそこまで日常的な写真や旅行の写真は現像にこだわらないので、現像のテクニックなどはインターネットで検索してみてください。ここでは説明しません。
一通り現像してみてください。
この後、「写真アプリ」と「Googleフォト」に現像したJPGファイルを管理していく上で必要な設定を説明していきますね。
RAWファイルをいじった後に私が必ず行うのは、位置情報の設定です。
カメラによっては位置情報を最初から設定してくれる機種もありますが、私は旅行や登山などの場合は必ず「GPSロガー」を使用して、GPSファイルを読み込んで簡単に位置情報を設定しています。
移動しないで、1〜3箇所くらいで撮影したならマップから設定してもいいですね。
旅行や登山の場合はどこで撮影したのかわからなくなってしまいますので、「GPSロガー」は便利です。詳しくは以下の記事をチェックしてみてください。
「Lightroom」ではGPSファイルを読み込んだのち、該当する写真を複数選択して、位置情報を設定できます。簡単ですよ。
これをすると「写真アプリ」でマップから写真を探せたり、「Googleフォト」で地域ごとに写真がフォルダわけさりたりなかなか楽しいです。この辺りはこだわらない方は必要ない一手間かもしれませんね。
さてあとはJPGファイルへ書き出します。
「Googleフォト」は自動的に圧縮されますので、いいのですが「写真アプリ」でJPGを閲覧するために管理となると、サイズは「6,000 × 4000 ピクセル」程度でいいかなと思います。これでも少し大きいかもしれません。
これで現像完了ですね。JPGファイルは内臓HDDに仮フォルダを作成してそこに書き出しましょう。
さて、現像したJPGファイルを「写真アプリ」と「Googleフォト」で管理していきましょう。
写真アプリでJPGファイルを管理する
書き出したJPGファイルを「写真アプリ」で読み込みます。
「写真アプリ」のライブラリーも外付けHDDに保存しておきましょう。私は「Lightroom」のライブラリーが入っているRAID1で設定したHDDに保存しています。写真関係の外付けHDDにしています。話は逸れますが、用途に分けて外付けHDDも分けるのも使い勝手がいいですよ。
「写真アプリ」ではライブラリーは以下のような階層で管理しています。
(イベントフォルダ)-(年フォルダ)-(年-月フォルダ)-(イベント名アルバム)
基本的に「Lightroom」と同じ構造ですね。「Lightroom」で設定したイベント名でアルバムをつくり、「年-月」フォルダの直下に置いています。同じイベント名にしておくと、再度現像する際に見つけやすいです。
お気に入りの写真はお気に入りに設定したり、ペットの写真はタグをつけておくと検索しやすいです。
人物はほぼ自動的に分類してくれますしね。
先ほどの「Lightroom」で設定した位置情報も「写真アプリ」の「マップ」で楽しく写真を閲覧するのに役立ちますね。
iPhoneやiPadへの共有としては、「マイフォトストリーム」を使うのも便利です。
インスタグラムへの投稿はMacからはできませんので、「マイフォトストリーム」に共有するとiPhoneやiPadの写真ライブラリに表示されますので、投稿しやすいです。
GoogleフォトでJPGファイルを管理する
最後にスマートフォンやタブレットで閲覧、共有に便利な「Googleフォト」へ共有していきましょう。
複数のスマートフォンやタブレットでのライブラリを「Googleフォト」にまとめると非常に便利ですが、今回はRAWファイル用のアカウントを作成しましょう。
普段のスマートフォンのアカウントにアップロードしてしまうと、写真がごちゃごちゃしてしまいますし、今回はあくまでもRAWファイルを現像したJPGファイルの管理ですからね。でも、これも好みですので、アカウントはひとつが楽だという方はいつも使っているアカウントにアップロードしてください。
さきほど、「写真アプリ」にドラッグしたJPGファイルを「Googleフォト」アップロード用のフォルダに移動します。アップロードしたあとは削除しますので、移動して大丈夫です。
いきなり「Googleフォト」アップロード用のフォルダを現像先フォルダに設定して、「Googleフォト」アプリを起動してから、「写真アプリ」に読み込ませると効率的です。
「Googleフォト」アプリを起動して、アップロードを待ちます。
アップロードしたのちに、共有アルバムを作成します。
これはスマートフォンやタブレットで作業しても大丈夫です。やりやすい方法がいいですからね。ここでも、アカウントを別にしておけば、アルバム作成もしやすいです。
共有先で必須なのは、自分のメインアカウントですね。
メインアカウントに共有しておけば、メインアカウントを使用しているときも閲覧しやすいです。
共有された側はアルバムの設定から「アルバムに表示」を選択しましょう。
こうすることで、アルバムに表示されますので、閲覧がしやすいです。
まとめ
Macユーザーの私が長年、RAWファイル、JPGファイル、スマートフォンやタブレットでの閲覧、共有に悩んだ末にたどり着いた、写真管理術です。
・「Lightroom」でRAWファイル管理・現像
・「写真アプリ」でJPGファイル管理・閲覧
・「Googleフォト」で閲覧・共有
ファイルの流れもわかりやすいですし、「Lightroom」、「写真アプリ」、「Googleフォト」とそれぞれの役割が分担されているのもシンプルかなと思います。
すでに「Lightroom」を使用している方なら、外付けHDDさえ購入すればできますので、同じように悩んでいる方は参考にどうぞ。
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