4月の登山予定日は雨が降ってしまったので延期しまして、今シーズン初登山に行ってきました!
GW中で混んでるかと思ったら、そこまでではありませんでした。
去年から興味はあったのですが、ついにいけました「鍋割山」。
この山は『ヤマノススメ』というマンガに紹介されていて、山頂で鍋焼きうどんを食べれることを知りまして、いつか食べたいと思っていました。
標高は1,273mです。「鍋割山」という名前の由来は「鍋を半分に割ったような地形から」や、「『ナメ(滑)が割れた沢』が転じて『鍋割沢』となり、その沢の上流にある山だから」など様々あるそうですね。
今回は「塔ノ岳」に登った時の到着地点である大倉から登ります。
難易度で言えば、初級者と中級者の間くらいでしょうか。ガイドブックでは中級者と評価されていることも多いですが、初心者が「高尾山」、「大山」と登った後に挑戦するのにオススメかなと思いました。
もちろん、登山靴やザックなどをはじめとする装備は必要ですよ。安全に登山を楽しみましょう。
「PRO TREK」と「GPSロガー」もしっかり装着してアタック開始です。
Index
大倉駅(07:15)
GWにいくということもあり、今回は集合は早めに・・・
振り返ってみると、やっぱり登山は早朝からはじめるに限りますね。今回特に感じました。
下山後に時間がありますと、温泉や食事の余裕もできますしね。
例によってバスが混んでいたので、タクシーで「大倉バス停」、「秦野ビジターセンター」へ向かいます。
所要時間は15分ほどなので、バスで行くのもありですね。
秦野ビジターセンター(07:30)
もうすでに出発地点の「秦野ビジターセンター」には多くの登山客で賑わっていました。でも朝なので、混雑というほどではないですね。
登山届を提出して、しっかり準備運動をします。
トイレも行っておいた方がいいですね。
まずは「二俣」までのんびり歩いていきます。
最初はアスファルトの道を15分ほど歩きますと、林道になります。
林道はアップダウンもなく、のんびりハイキング気分で歩けますよ。
ここでしっかり身体を整えておくと、そのあとにあるアタックでそこまで疲れませんよ。
「丹沢大山国定公園」の看板があります。
丹沢山地一帯にある面積27,572haの国定公園です。丹沢広いです。
落書きがけっこうありますね。ダメ絶対。
ここからものんびり林道をいきます。
この時期はまだまだ涼しくて気持ち良いですよ。
二俣(8:50)
「秦野ビジターセンター」から「二俣」までは標準タイムが90分ですので、いいタイムで歩けています。
ここから「鍋割山」までは2種類のルートがあります。
もともと「ミズヒ沢出合」経由で行きはいこうと思ったので、問題はなかったのですが、帰りルートである「二俣分岐」ルートは運悪く整備で閉鎖されていて、この時点で気がつけばよかったのですが、気がつかなくて帰りは結局、「塔ノ岳」の下山ルートでもあった、「金冷シ」経由で下山していきました。
しっかりルートの事前確認をすることの重要性に改めて気付かされました。
ここからはまだアップダウンはないのですが、「四十八瀬川」沿いに歩いていきます。
沢を渡るために、橋がたくさんあります。休憩に沢でのんびりしてもいいですね。
手をいれてみましたが冷たくて気持ち良いですよ。
沢登りをしている人もいました。
ミズヒ沢出合(09:20)
「ミズヒ沢出合」に到着です。ここまでの標準タイムは20分です。ちょっと遅れていますね。
ここにはたくさんのペッドボトルやプロパンガスが置かれています。
ボランティアで持ち上げられる人は持ち上げてください、とのことです。
今回は申し訳ないのですが、肋骨を痛めていたので、何も持ち上げられませんでした。
次回は2Lくらいは持ち上げたいですね。
プロパンガスを持ち上げているツワモノがいてびっくりしました。
これ持ち上げられる人なんているのか、と思っていた矢先にいましたからね。尊敬します。
ここからはどんどん山頂に向けてアタックしていきます。
登山らしくなってきましたね。
方向を90度変えて北に向かいます。
ここまでは標準タイム30分です。まずまずなペースですね。
ここから少しきつくなってきますので、気合をいれて、安全に登っていきましょう。
この日は自衛隊の訓練が富士であったのか、ドンードンという音が西から聞こえてきました。
山頂までは90分ほどです。
どんどん登っていきましょう。
景色もキレイですよ。
肋骨にヒビが入っていて、治りかけだったのですが決行したのは、天気がとってもよかったからです。「富士山」がとってもキレイですね。
鍋割山(10:50)
山頂到着です!意外と早かった。
標準タイムは90分だったので、だいぶ体力がついてきたのかもしれませんね。
さっそく「鍋割山荘」で名物の鍋焼きうどんを注文します。
混んでいる日は40分待ちとかになるとか・・・今回はそれもあって早く登り始めたのですが、10分も待たないうちにうどんをゲット!
うどんは1,000円です。
これが鍋焼きうどんです!
とってもおいしかったですよ。少し濃い目の汁が身体にしみました。
カボチャの天ぷらとキノコたっぷりの具材に半熟気味なタマゴがたまらなかったです。
良い景色を眺めながら食べるうどんは格別でした。
うどんがもともとおいしいかったのに加えて、最高の調味料でもある疲労と空腹がいい仕事をしてくれました。
念のため、うどんが売り切れてしまったことを考えて、カップラーメンも持ってきましたが、うどんが食べれてよかったです。
山頂は芝生になっていて、のんびりできますよ。
うどんのあとはコーヒーブレイクをしてまったり。
3分もかからずお湯が沸かせる「JETBOIL」けっこう使っている人いました。
これ便利ですよ。
1時間ほど休憩して下山開始です。
下山ルートは「二俣分岐」から下って行こうと思っていたのですが、この時は閉鎖中に気がついていませんでした・・・
あとは下るだけだと思っていたら、尾根の移動なのでアップダウンがあります。
ちょっと数十分だけ曇って肌寒くなってきたので、マウンテンパーカーをはおります。
二俣分岐(12:40)
「二俣分岐」に到着して、あとは下山していくだけ・・・だと思ったらまさかの閉鎖ですよ。となると、さらに「塔ノ岳」方面へ向かって下山するしかないですからね。
予測と違うことが起きるとけっこう疲労しますね。
ただ、引き返すようなルートじゃなくてよかったですし、取り返しのつかないルートミスじゃなくてよかったです。次回からしっかり確認します。
去年登った「塔ノ岳」方面へ向かいます。
金冷シ(13:10)
30分ほど登って、「金冷シ」に到着です。
ここからは「塔ノ岳」下山と同じです。
「富士山」がまたまたキレイですね。
この日は本当に天気が最高でした。日差しはそこまで強くなかったのもよかったです。
去年の「塔ノ岳」下山は登山靴で登らなかったので、下山が本当に辛かったです。
けっこう急勾配ですので、つま先にすべての体重がかかって、本当に痛くなります。
今回は登山靴でしたので、その問題は解消しました。実際にその日も、痛くてどうしよう・・・みたいなスニーカーの方々がいましたからね。やっぱり登山靴大事です。
しかし、今回も新しい問題が・・・
ヒザが痛い・・・!ストックが短すぎて、下山で役立たないんですよね。
しっかり自分の体重を分散できるようにストックは使わないとまったく意味ないですね。このルートは毎回課題を教えてくれます。
堀山の家(14:00)
50分としっかり標準タイムで下っています。
そんな急勾配のルートだからなのか、休憩所がたくさんなるのはいいですね。
ここからあとラストスパートがんばります。
見晴茶屋(14:50)
この日は、走って登山する人たちが多くて、どんどん抜かされていたので遅いのかなと思ってたのですが、そうでもなかったです。
しっかり標準タイムでした。
このルート看板に「大倉バス停 4.0km」とか書いてあるのでビビりますが、体感的にはそこまでの距離は感じませんので安心してください。
大倉バス停(15:30)
下山終了です。ガイドブックに中級者と書いてあったこともあって、大丈夫かなと思って登ったのですが、終わってみればそこまで疲労感もなく楽しく登れました。
シーズンはじまりにはぴったりの山でしたね。
この後は、電車で移動して鶴巻温泉駅の「弘法の湯」へ行こうとしたのですが、GWということもあって待ち時間がかなりあったので、諦めて帰宅しました。
まとめ
こちらはGPSログから作成したマップです。
今回はシーズンはじめの山ということもあって、体力の不安もありましたが、しっかりと標準タイムで登山することができました。
『山歩き安全マップ』に書いてある標準タイムは安全に歩くための標準タイムな気がします。他の本はかなり上級者の速度だったりして参考にならなかったので、初中級者にとってはいい本かなと思います。
自分にあった標準タイムの本がみつかりますと、まだ登っていない山の計画が建てやすいですからね。
最後は温泉にいけなくて、不完全燃焼でしたがとっても楽しかったです。
最初の林道はハイキング気分でのんびり歩けますし、沢も気持ちよく、そのあとのアタックで登山も楽しめて、鍋焼きうどんと山の楽しいところがたくさんつまった山かと思います。
ルートもピストンじゃないので、また新しいところを歩けますしね。
鍋割山荘の鍋焼きうどんはオススメですよ!
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