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【映画】ぶっちゃけレンタルか金ローの地上波で充分『TOO YOUNG TO DIE!若くして死ぬ』

今回はすこし古いネタですが『TOO YOUNG TO DIE!若くして死ぬ』のレビューです。

若くして死ぬ

TOO YOUNG TO DIE!若くして死ぬ(2016年 日本)

監督 宮藤 官九郎
出演者 長瀬 智也(キラーK)
神木 隆之介(大助)
尾野 真千子(なおみ)
森川 葵(ひろ美)
桐谷 健太(COZY)
ジャンル コメディ

あらすじ

フツーの高校生・大助は、同級生のひろ美ちゃんのことが大好き。
修学旅行中のある日、大助は不慮の事故に遭ってしまう。

目覚めるとそこは―深紅に染まった空と炎、ドクロが転がり、人々が責め苦を受ける、ホンモノの【地獄】だった!!
なんで俺だけ!? まだキスもしたことないのに、このまま死ぬには若すぎる!!

慌てる大助を待ち受けていたのは、地獄農業高校の軽音楽部顧問で、地獄専属ロックバンド・地獄図を率いる赤鬼のキラーK。
キラーKによると、なんと、えんま様の裁きにより現世に転生するチャンスがあるという!

キラーKの“鬼特訓”のもと、生き返りを賭けた、大助の地獄めぐりが幕を明ける!!!!!
(※映画公式サイト・作品情報より)

以下ネタバレを含む感想になります。

最後までノリと勢いで突っ走った脳筋映画

好き嫌いが別れるというか生理的な部分で拒絶反応出る人がいそうな映画だなぁ。
私自身の感想としては楽しめたけどわざわざ映画館で観なくてもよかったかな〜っていう印象です。
何も考えずに自宅でTwitter眺めながら観る分には楽しめそう。考えるな、感じろ。そんな映画。

とにかく主人公・大助が無責任で自己中心的で、どうしようもないクズなんですよ。
いっそ清々しいほどまでに下衆。ゲスの極み。
デビルハラスメントのじゅんこと再会した時は「(じゅんこが)唯一の生き残りじゃなくて良かった〜」って本人目の前にして言うし、バス事故で生き残った松浦君と地獄で再会しても「お前が生き残りかよ〜」って、オイ!
愛しのひろ美ちゃんのことしか考えていなくて、他人のこと眼中になさすぎ! 一途すぎるのも問題だな!
最初から結局最後まで大助は命を軽んじているように思えて、なんだかなぁ〜と遣る瀬ない気持ち。
別にこの映画で命の大切さを訴えてほしかっただとかは微塵も思ってないけど。

自分は悪くない周囲が悪いんだとほざく無責任な高校生っぷりが、良くも悪くもリアルだなぁと思いました。ここまで殴りたくなる主人公も珍しい。
中盤〜終盤で更生するのかと思いきや最後まで勢いを落とさなかったクズっぷりにむしろ脱帽
「キラーKの歌を、大助がなおみと息子に届けたじゃん」って話になると思いますが、『天国』を聴いた大助の「いい曲じゃ〜ん!」って言う言葉が本心なのかお世辞なのか分からないんですよ。
主人公が過ちを自省するような描写が一切なく、ただ前へ前へ(悪い意味で)走っていったせいかもしれないですね。
大助の発言がその場限りの調子のいいものにしか受け取れない私の心が汚れているのかな?!

あえてタブーや倫理観を無視してギャグにしてるって印象を受けました。
デブやブス、陰キャラを面白おかしくイジって(虐めて)れば、ほら面白いでしょ? みたいな。
たまに入ってくる程度なら笑えるんだけど、これが2時間も続くとちょっとしんどいかなぁ。

まあちょっと笑えないなぁ〜ってところもありましたが、じゅんこがカート・コバーンやジミヘンと言ったギタリスト達の腕を身体にくっ付けるくだりはかなり笑えました。
どうして地獄の楽器屋にギタリスト達の腕が商品として陳列されてるんだろう(笑)

もちろん良いところもあったよ

いわゆる不謹慎と指摘されるような要素でいっぱいですが、テンポ良く展開されていくのとキャスト陣の演技は素晴らしい
あと地獄の住人達の衣装デザイン。特にデビルハラスメントの白地セーラースタイルは可愛い。

長瀬くんめっちゃ歌上手いなあって思ったんですけど、そういえば本職でしたね。
劇中歌もなかなかインパクトのある歌詞で、しばらく脳内で自動再生されていました。トゥーヤングトゥーダーイッ!
桐谷健太くん演じるCOZYは、某携帯会社CMの浦ちゃんっぽい三枚目キャラで劇中トップクラスの癒しキャラ。愛すべき馬鹿野郎。
肌が緑色のせいか終始河童にしか見えなかったけれどあれは緑鬼ってやつかな。

(個人的に)奇跡の美少年・神木隆之介が冴えないコミュ障童貞高校生を演じるのはなかなか衝撃的でしたが、妙に生々しくて新鮮でした。

これだけは言わせてほしい

神社で自主練するひろ美ちゃんに大助が会いに行くシーンで、それまで吹いていたフルートをすぐにケースへ仕舞って立ち去ろうとしたひろ美ちゃんに物申したい。

スワブで水分拭き取ってお願い。

ストーリーにはまったく、これっぽっちも関係ないんですけど、何も手入れをされずに仕舞われたフルートが気になって気になって・・・ひろ美ちゃんと大助の会話なんて頭に入ってこなかった。
そこまで考える余裕もないくらいに早く立ち去りたかったのかな・・・そういうことだな、うん。

まとめ

高校生の馬鹿騒ぎお祭り映画って感じで、何も考えずにゲラゲラ笑いたい時にオススメです。
ちょこちょこ芸能人が脇役で映り込んでたりするんで、探すのも楽しそう。

エンドロールで初めて中村獅童が出ていたことに気が付いたんですが、演じた役が・・・(笑)
監督がクドカンだからこんなセッティングができたんだろうなぁと思わず苦笑いです。

劇中でもロックがキーポイントになっているので、音楽は聴き応えがあります。
個人的には『じゅんこのテーマ』が大好きです。じゅんこぉ〜(笑)

TOO YOUNG TO DIE! 地獄の歌地獄
Various Artists(宮藤官九郎 監督作品)
ジェイ・ストーム (2016-06-22)
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